松永です。 > 新田です > ちょっと気になったので自分でも Skyboard を入れてみました。 > その結果分かったことと動作させる方法が判明しましたので > まとめてみます。 vine ではなく、debian ですが skyboard を動かしたときの記録をお見せしま す。権限委譲や、アクセス制限の参考にどうぞ。 去年の10月頃の記録です。その後の変更はチェックしていませんので、国際化 の部分は obsolete かも知れません。 -------------- ここから ------------------------------- apache php-3 postgresql の各パッケージを apt-get で入れる。 http://www.tms-px.co.jp/sky/sky.html から、skyboard-2.0.tar.gz を取ってくる。 適当な場所で展開 このプログラムは RedHat 向けなので apache が nobody.nobody で動くこと を期待しているが、debian の apache は www-data.www-data で動くので、 masters.dist.linux, postgres.sh, root.sh の3つのファイルの中の nobody を全て www-data に書き変える。(sed を使う) su su postgres で posgres になる。 createuser で www-data という名前のユーザを作る。権限は与えない。 (質問にはどちらも no と答える) ./postgres.sh を実行 psql masters を実行して \d でデータの名前を確認して select * from administrators; とか select * from employee; とかでデータベースが出来ていることを確認する。 \q で psql 終了 exit で posgres でなくなる。(root になっているはず) ./root.sh を実行 directory 名を聞かれたら /var/www と答える。 php3.ini に extension=pgsql.so を記述。これが無いと debian ではエラーになる。しかもエラーメッセージが @ で抑制されているので、エラーに気付かない。 /etc/postgresql/pg_hba.con を編集して、masters データベースにネットワークからアクセス出来るように する。私は host masters 192.168.101.1 255.255.255.0 trust を付加した。このあたりはネットワーク構成による。これを指定しないと ネットワークにアクセス出来いため、画面がまっ白で何も出てこないように見 える。わからなかったら /var/www/skyboard/index.php3 の中の @ を全て取 り除くと、エラーメッセージが出るようになるので、デバッグの参考になるだ ろう。 これで、web からアクセス出来るようになっているはず。 login を click して、user 名に admin を passwd に を入れると初期管理 者として login したことになる。 一般ユーザよりも icon が多いので、setup を選ぶと一般ユーザの登録が出来 るはずだが debian/woody のデフォルトでは php3 が国際化されていないため、 登録しようとするとエラーが起きる。 http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epnetfan/keiei/gonta/php3-i18n.txt に debian の php3 を国際化したものと入れ替える方法が書いてある。 http://www.softagency.co.jp/mysql/php3-kanji.html から、php-3.0.18-i18n-ja-2.tar.gz を取って来る。 apt-get で libgd1g zlib1g apach-dev libdb2-dev php3-dev などを入れる。 準備が出来たら、php-3.0.18-i18n-ja-2.tar.gz を展開して、展開したディレ クトリの中で ./configure --with-apxs=/usr/bin/apxs --disable-debug \ --with-config-file-path=/etc/php3/apache --with-zlib --without-gd \ --enable-mbregex --enable-18n を実行する。このあと make すると libphp3.so が出来ているはず。 もしなにか足りなくて、うまく行かないときは auto-apt search でその足り ないものがどのパッケージに入っているかを探して、それも apt-get する。 で、再度 ./configure ...; make する。 libphp3.so が出来たら root 権限で cp /usr/lib/apache/1.3/libphp3.so /usr/lib/apache/1.3/libphp3.so.bk cp libphp3.so /usr/lib/apache/1.3 を実行する。(失敗したときのために .bk を作るのは決して忘れてはいけない) このあと /usr/lib/apache/1.3/500mod_php3.info に php3_i18n_http_output php3_i18n_internal_encoding php3_i18n_script_encoding php3_i18n_http_input を追加 /etc/php3/apache/php3.ini に ; internationalization i18n.http_output = EUC-JP i18n.internal_encoding = EUC-JP i18n.script_encoding = AUTO i18n.http_input = AUTO を追加して、/etc/init.d/apache restart を実行する。 これで、admin で新規ユーザの登録が出来るようになっているはず。 i18n.http_output の値は環境によっては SJIS の方がいいのかも知れない。