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[vine-users:050445] Re: 2.1.5 で動いていた Skyboard が 2.5 で動作せず

  • From: 松永 均 <matznaga@xxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:050445] Re: 2.1.5 で動いていた Skyboard が 2.5 で動作せず
  • Date: Tue, 14 May 2002 08:59:45 +0900 (JST)
松永です。

> 新田です

> ちょっと気になったので自分でも Skyboard を入れてみました。
> その結果分かったことと動作させる方法が判明しましたので
> まとめてみます。

vine ではなく、debian ですが skyboard を動かしたときの記録をお見せしま
す。権限委譲や、アクセス制限の参考にどうぞ。
去年の10月頃の記録です。その後の変更はチェックしていませんので、国際化
の部分は obsolete かも知れません。

--------------  ここから -------------------------------
apache php-3 postgresql の各パッケージを apt-get で入れる。

http://www.tms-px.co.jp/sky/sky.html

から、skyboard-2.0.tar.gz を取ってくる。
適当な場所で展開

このプログラムは RedHat 向けなので apache が nobody.nobody で動くこと
を期待しているが、debian の apache は www-data.www-data で動くので、
masters.dist.linux, postgres.sh, root.sh の3つのファイルの中の
nobody を全て www-data に書き変える。(sed を使う)

su 
su postgres

で posgres になる。
createuser で www-data という名前のユーザを作る。権限は与えない。
(質問にはどちらも no と答える)

./postgres.sh を実行
psql masters を実行して
\d でデータの名前を確認して
select * from administrators; とか
select * from employee; とかでデータベースが出来ていることを確認する。
\q で psql 終了

exit で posgres でなくなる。(root になっているはず)
./root.sh を実行 directory 名を聞かれたら /var/www と答える。

php3.ini に

 extension=pgsql.so

を記述。これが無いと debian ではエラーになる。しかもエラーメッセージが
@ で抑制されているので、エラーに気付かない。

/etc/postgresql/pg_hba.con

を編集して、masters データベースにネットワークからアクセス出来るように
する。私は

host         masters     192.168.101.1 255.255.255.0       trust

を付加した。このあたりはネットワーク構成による。これを指定しないと
ネットワークにアクセス出来いため、画面がまっ白で何も出てこないように見
える。わからなかったら /var/www/skyboard/index.php3 の中の @ を全て取
り除くと、エラーメッセージが出るようになるので、デバッグの参考になるだ
ろう。

これで、web からアクセス出来るようになっているはず。
login を click して、user 名に admin を passwd に   を入れると初期管理
者として login したことになる。

一般ユーザよりも icon が多いので、setup を選ぶと一般ユーザの登録が出来
るはずだが debian/woody のデフォルトでは php3 が国際化されていないため、
登録しようとするとエラーが起きる。

http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epnetfan/keiei/gonta/php3-i18n.txt

に debian の php3 を国際化したものと入れ替える方法が書いてある。

http://www.softagency.co.jp/mysql/php3-kanji.html

から、php-3.0.18-i18n-ja-2.tar.gz を取って来る。

apt-get で libgd1g zlib1g apach-dev libdb2-dev php3-dev
などを入れる。

準備が出来たら、php-3.0.18-i18n-ja-2.tar.gz を展開して、展開したディレ
クトリの中で

./configure --with-apxs=/usr/bin/apxs --disable-debug \
--with-config-file-path=/etc/php3/apache --with-zlib --without-gd \
--enable-mbregex --enable-18n

を実行する。このあと make すると libphp3.so が出来ているはず。
もしなにか足りなくて、うまく行かないときは auto-apt search でその足り
ないものがどのパッケージに入っているかを探して、それも apt-get する。
で、再度  ./configure ...; make する。

libphp3.so が出来たら root 権限で

cp /usr/lib/apache/1.3/libphp3.so /usr/lib/apache/1.3/libphp3.so.bk
cp libphp3.so /usr/lib/apache/1.3

を実行する。(失敗したときのために .bk を作るのは決して忘れてはいけない)

このあと

/usr/lib/apache/1.3/500mod_php3.info に

 php3_i18n_http_output
 php3_i18n_internal_encoding
 php3_i18n_script_encoding
 php3_i18n_http_input

を追加

/etc/php3/apache/php3.ini に

; internationalization
i18n.http_output = EUC-JP
i18n.internal_encoding = EUC-JP
i18n.script_encoding = AUTO
i18n.http_input = AUTO

を追加して、/etc/init.d/apache restart を実行する。
これで、admin で新規ユーザの登録が出来るようになっているはず。
i18n.http_output の値は環境によっては SJIS の方がいいのかも知れない。