長南です。 たけ(tk)さんのメールより [vine-users:070666] > > ただし、言いたかったことは、CUPS がデフォルトのマネージャとなっているシ > ステムでは(CUPS が有効になっているシステムでは)、printcap のコメントは > 最初から > > # This file was automatically generated by cupsd(8) from the > # /etc/cups/printers.conf file. All changes to this file > # will be lost. > > となっているべきではないか、ということです。これば CUPS のインストーラで、 > 一回 printcap を書き換えるだけで出てくるのではないか?。 おっしゃっていることがわかりました。CUPS がデフォルトの印刷システム ならば、インストールした直後の /etc/printcap に「This file can be edited with the printtool in the control-panel.」と、もし書いてあったら、 混乱の元になるのではないか、ということですね。 もともとの /etc/printcap がどうなっているかを調べてみました。 $ rpm2cpio /mnt/cdrom/Vine/RPMS/setup-2.5.7-2vl3.noarch.rpm | \ > (cd ~/work; cpio -id ./etc/printcap) $ cd ~/work/etc $ cat printcap # /etc/printcap # # Please don't edit this file directly unless you know what you are doing! # Be warned that the control-panel printtool requires a very strict format! # Look at the printcap(5) man page for more info. # # This file can be edited with the printtool in the control-panel. インストール直後は、たしかにこうなっているはずです。しかし、デフォルトの 設定では cupsd を起動することになっていますから、インストール後、最初の 再起動で # This file was automatically generated by cupsd(8) from the # /etc/cups/printers.conf file. All changes to this file # will be lost. に書き換えられます。つまり、インストール時に CUPS を入れなければ、 「printtool 云々」が表示され、CUPS を入れれば、「automatically generated by cupsd(8)」が出る。ということは、たいていの場合、混乱は起きないですむ、 ということではないでしょうか。 もっとも、インストール時に CUPS を入れておいて、あとで LPRng を使う ように変更した場合、やはり「# This file was automatically generated by cupsd(8)」と表示され、「printtool 云々」のコメントには一度も出会え ないのではないかと思います。この場合、「printtool 云々」が出た方が 親切なのでしょうが、printcap を cat で読むほどの人なら、困らないかも しれませんね。 前のメールでひとつ書き忘れたことがあるので、ついでに書いておきます。 こういったことはすでに御存知でしょうけれど。 LPRng をインストールして使う場合は、chkconfig などで印刷デーモンとして lpd のみを使うよう設定するだけでなく、alternatives という仕組みを使って lpr などに LPRng のコマンドを使うように指定する必要もあります。 /sbin/update-alternatives --config print オンラインマニュアルの /usr/share/doc/Vine/manuals/vine-lprng.html に 解説があります。 -- 長南洋一