馬場崎です。 Mount.appというDockアプリケーションは、Vineのextrasに分類されているパッケージ なのでサポート外になると思いますが、ウインドウマネージャーにGnomeを使わず (WindowMakerやFluxbox)、かつオートマウントを使用せずに手動マウントで機械を 使っていて結構便利でしたので、ここにその方法を紹介したいと思います。 ※現在テスト中のVine4.0(実体はほぼSeedだそうですが)のパッケージ一覧から ついにMount.appが消えていましたので、御粗末ながらMLに投稿して足跡を 残そうと思った次第です。消えたぐらいですから、利用者はほとんど居ないの だろうとは思いますけれど。 1. SourceForge.net からソースを取得します http://mountapp.sourceforge.net/ 取得するモノは mountapp-3.0-1.src.rpm または mountapp-3.0.tar.gz のいずれでも構いません。 2. RPMファイルをインストール、またはTARファイルを展開して得られる mountapp.spec を編集します。 3. 変更箇所 15行目の Copyright: GPL --> License: GPL # 「コピーライト」を 「ライセンス」に変更 52行目の ./configure --prefix=%{_prefix} --exec-prefix=%{execprefix} \ --datadir=%{datadir} (空白をいれて追加する) --with-gfx-libs="-L/usr/X11R6/lib" (結果) ./configure --prefix=%{_prefix} --exec-prefix=%{execprefix} \ --datadir=%{datadir} --with-gfx-libs="-L/usr/X11R6/lib" #(実際は一行) ※(参考)INSTALL ドキュメントより。 libWINGs ライブラリの場所が/usr/X11R6/lib/libWINGs.a なので。 4. 編集したmountapp.specファイルを使ってビルドする。元がTARファイルの場合は mountapp-3.0.tar.gz を所定の位置(普通は ~/rpm/SOURCES/)に置いて行う。 例 $ rpmbuild -ba mountapp.spec (バイナリとソースパッケージ製作) 5. rootになってインストール。成功したら使用したいユーザーで mount.app & 実行 ……以上です。 udev/HAL になった Vine4.0 (rc1) でも動作を確認しています。 話変わって。 Mount.App は /etc/fstab の記述通りに表示され、ユーザーカスタマイズもポップ アップもヘルプもない、味もそっけもないインターフェイスのDockアプリ ケーションです。 懐古的かもしれませんが、なんかもうそんなこいつがお気に入りでして、 /sbin/e2label コマンドを覚えてからは、ext2 フォーマットしたUSBメモリを 使ったラベル名マウントで、常に決まった位置にマウントさせるのに重宝していま す。 (もちろん、ウインドウマネージャーがGnomeなら他の方法がいくらでもあるのですが) -- __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/ ZON or MaruArt. >> Babasaki Seiichirou (Jap) E-Mail mindgear@xxxxxxxxxxxx Zaurus zon@xxxxxxxxxxxx __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/