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[vine-users:075180] extrasの mountappについて

  • From: Seiichirou Babasaki <mindgear@xxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:075180] extrasの mountappについて
  • Date: Fri, 3 Nov 2006 20:39:47 +0900
馬場崎です。

Mount.appというDockアプリケーションは、Vineのextrasに分類されているパッケージ
なのでサポート外になると思いますが、ウインドウマネージャーにGnomeを使わず
(WindowMakerやFluxbox)、かつオートマウントを使用せずに手動マウントで機械を
使っていて結構便利でしたので、ここにその方法を紹介したいと思います。 

  ※現在テスト中のVine4.0(実体はほぼSeedだそうですが)のパッケージ一覧から
    ついにMount.appが消えていましたので、御粗末ながらMLに投稿して足跡を
    残そうと思った次第です。消えたぐらいですから、利用者はほとんど居ないの
    だろうとは思いますけれど。

1. SourceForge.net からソースを取得します
  http://mountapp.sourceforge.net/
  取得するモノは mountapp-3.0-1.src.rpm または
   mountapp-3.0.tar.gz のいずれでも構いません。

2. RPMファイルをインストール、またはTARファイルを展開して得られる
   mountapp.spec を編集します。
3. 変更箇所
  15行目の  Copyright: GPL 
        --> License: GPL  # 「コピーライト」を 「ライセンス」に変更

  52行目の  ./configure --prefix=%{_prefix} --exec-prefix=%{execprefix} \
   --datadir=%{datadir}
  (空白をいれて追加する) --with-gfx-libs="-L/usr/X11R6/lib"
  (結果)
  ./configure --prefix=%{_prefix} --exec-prefix=%{execprefix}  \
   --datadir=%{datadir} --with-gfx-libs="-L/usr/X11R6/lib"  #(実際は一行)
  ※(参考)INSTALL ドキュメントより。
    libWINGs ライブラリの場所が/usr/X11R6/lib/libWINGs.a なので。

4. 編集したmountapp.specファイルを使ってビルドする。元がTARファイルの場合は
   mountapp-3.0.tar.gz を所定の位置(普通は ~/rpm/SOURCES/)に置いて行う。
   例 $ rpmbuild -ba mountapp.spec (バイナリとソースパッケージ製作)

5. rootになってインストール。成功したら使用したいユーザーで mount.app & 実行

……以上です。
udev/HAL になった Vine4.0 (rc1) でも動作を確認しています。


話変わって。
Mount.App は /etc/fstab の記述通りに表示され、ユーザーカスタマイズもポップ
アップもヘルプもない、味もそっけもないインターフェイスのDockアプリ
ケーションです。
懐古的かもしれませんが、なんかもうそんなこいつがお気に入りでして、
 /sbin/e2label コマンドを覚えてからは、ext2 フォーマットしたUSBメモリを
使ったラベル名マウントで、常に決まった位置にマウントさせるのに重宝していま
す。 
(もちろん、ウインドウマネージャーがGnomeなら他の方法がいくらでもあるのですが)

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