長南です。 わたくしも Vine 4.2 の XOrg-6.90-0vl38 が GMA3100 に対応して いないのではないかという気がします。でも、以下のようなことを 一応はやってみてもよいでしょう。 宮脇さんのメールより [vine-users:077919] > > この度、自作PCを新しく組み直したところ、XWindowが立ち上がらなくなりまし > た。 > 2,今回の自作PC > マザーボード:Aopen AX33G-UL > チップセット:IntelG33,ICH9 > ビデオカード:オンボードグラフィックス Intel 3 Series GMA3100 Vine 4.2 はクリーンインストールなんでしょうね。前の PC で Vine を 4.1 から 4.2 にアップグレードした上で、そのハードディスクを新しい PC に移したということも考えられますけれど。 > vineは普通に起動しますが、Checking for new hardware のところで X Server > がうまく立ち上がりません。 おっしゃっていることがよくわかりません。「Checking for new hardware」 というのは、ブート時に /etc/rc.d/init.d/kudzu が出すメッセージ でしょう。kudzu がビデオカードを見つけて、その結果 Xconfigurator が 起動されるのですか。そして、X のテストで失敗するということですか。 テキスト・ログインはできるんですね。 Vine 4.2 をインストールしたときに X の設定をなさったはずですが、 それはうまく行ったのですか。 現在 /etc/X11/xorg.conf は存在するのですか。その Section "Device" の Driver は何になっていますか。xorg.conf が存在するのなら全文を お見せになった方がよいと思います。それに /var/log/Xorg.0.log の 行頭に (EE) が出ている行の前後も(こちらも結局、全文を見せていただく ことになるかもしれませんが、そのときは圧縮して添付してください)。 XOrg-6.90-0vl38 には intel ビデオチップのドライバが i810 と intel の 二つあります。一応使えそうな /etc/X11/xorg.conf がすでに存在する のなら、その二つを一つづつ試してみるとよいと思います。どちらでも X が立ち上がらないようなら、XOrg-6.90-0vl38 は GMA3100 に対応して いないということでしょう。その場合は、vesa ドライバを使うよりない かもしれません。 /etc/X11/xorg.conf を新しく作るのなら、Xconfigurator --expert で ビデオカードを自分で選べば作れるはずです。ぴったりのカードが 選択肢にないときは、できるだけ似たものを選んでおいて、あとで Section "Device" の Driver を書き換えます。文字化けするときは、 LANG=C Xconfigurator --expert で英語モードで実行すること。 以下はちょっと長い蛇足です。 Vine 4.2 (Vine 4.1 から dist-upgrade したものです)で man i810 や man intel を実行すると、SUPPORTED HARDWARE が i810 は i810 supports the i810, i810-DC100, i810e, i815, 830M, 845G, 852GM, 855GM, 865G, 915G, 915GM, 945G, 945GM, 945GME, 965G, 965GME and G33 chipsets. intel の方は、 i810 supports the i810, i810-DC100, i810e, i815, i830M, 845G, 852GM, 855GM, 865G, 915G, 915GM, 945G, 945GM, 965G, 965Q and 946GZ chipsets. # 何で intel の man が「i810 supports ...」になっているんだろう。 # コピーミスが何かだろうか? ですから、素直に考えると、i810 の方に G33 があるので、こちらが 使えそうですが、新しいビデオチップに古い方のドライバ i810 が 対応しているのが、ちょっと変な気がします。それで、両方試してみたら、 と書いたわけです。 -- 長南洋一