あらいです。 Vine 4.2 から 5.0 へのアップグレードで引っ掛かった点をいくつか報告し ておきます。 CD/DVD を使ってアップグレードする場合は、再起動後に apg-get -f install とかを実行するわけですが、ここでトラブルがありました。 apt-get -f install を実行すると、依存関係の問題でエラーになる。 apt-get remove しようとすると、当然ながら --fix-broken を実行しろと言わ れる。rpm -e だと大変。という状況に陥りました。 問題が起きたのは xscreensaver と xscreensaver-base です。これらがコン フリクトするようなのですが、-f install の途中でこれが原因のエラーになり、 解決できません。 結局、まあアップグレード途中という段階なので rpm -e --nodeps で xscreensaver を削除しました。 この問題は、私が KDE を使っているから発生したのかも知れません。 xscreensaver を削除しようとしたとき、これに依存していたのが確か kdeartwork だったと思います。 同じように apt-get -f install のエラーの原因になったのが、k3b です。 こちらは rpm -e で簡単に削除できましたが。 次に、サウンド関連です。 サウンド関連のアプリケーションの設定によっては回避できるようなのです が、使用するアカウントが "audio" グループに入っていないと /dev/dsp にア クセスできないと言われてエラーになったりします。例えば、audacious で ALSA を使ったりする場合などです。 4.2 では大丈夫だったような気がするのですが、もう今の環境では確認でき ません。 man コマンドでもちょっと引っ掛かりました。 これまでは、環境変数 PAGER を lv にしていたのですが、解決できないエス ケープシーケンスがあって画面が乱れるようになりました。 これの回避は、/etc/man.config の調整でした。man.config.rpmnew があっ たので、マージしました。この設定ファイルの中で PAGER が /usr/bin/lv -c となっているので、それにより乱れなくなったようです。この設定があるので、 環境変数 PAGER の設定はやめるようにしました。 ちなみに、man -c とかでキャッシュを作り直さなければいけないものがいく つかありました。catページは、何も考えずに削除していいのかわからなかった ので、man -c で作り直しました。大した数がなかったので。 あと、これはいつものことなのですが、アップグレードすると、 /etc/inittab で設定したデフォルトの run level が 5 になりますね。私はそ の度に 3 に戻していますが、こういうのはあまりいじって欲しくないです。 ところで、/etc/inittab.upstart というのはいつからあるのでしょうか。私 はその存在に気付いていませんでした。 最後に、まだ解決していない問題が一つ。 KDE のセッションのロックを解除できません。セッションをロックした後、 解除しようとしてパスワードを入力すると、「認証システムが動かないので、 セッションのロックを解除できません。kdesktop_lock(pid xxx)を手動で削除 (killコマンドで)しなければなりません。」というメッセージが出て失敗し ます。調査中です。