長南です。 たまたま grep の manpage の翻訳者なので、ちょっと追加させていだだきます。 竹林孝浩 さんのメールより [vine-users:082015] > > コマンドラインで man grep と入力するとgrepに関する説明は読めますし、 > そこに正規表現に関しても記述されています。 grep の正規表現の説明部分は、よくまとまっているでしょう。とてもよい 原文なのです。これで使用例があれば完璧な「正規表現入門」なのですが。 ただ、grep の manpage には、文字クラスについて "Their names are self explanatory" としか書いてありません。そこで、man 7 regex をやって みました。 (alpa ... space などは) wctype(3) で定義されている文字クラスを表している。 とありました。man 3 wctype を実行すると、 有効な名前の集合は現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存するが、 以下の名前は全てのロケールで有効である。 "alnum" - クラス化関数 isalnum(3) を実現する ... "space" - クラス化関数 isspace(3) を実現する そこで、今度は man 3 isspace、 isspace() 空白文字かどうかを調べる。"C" ロケールか "POSIX" ロケールでは、 空白文字とは、スペース、フォームフィード ('\f')、改行(new‐line) ('\n')、復帰(carriage return) ('\r')、水平タブ ('\t')、垂直タブ ('\v') である。 だそうです。ここで、空白文字の原文は white-space characters です。 ロケールが日本語の場合、全角空白の扱いはどうなるんでしょう。 -- 長南洋一 _______________________________________________ vine-users mailing list vine-users@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx http://listserv.linux.or.jp/mailman/listinfo/vine-users