長南です。 最初にうかがっておくべきでした。'|' が入力できないというのは、 キーボードが US 配列になっているのではないかと思います。ログイン 画面か、gnome パネルのシステムあたりで変更できませんか。ちゃんと 日本語配列が選択されているとすると、かなり難しいことになります。 kuppy さんのメールより [vine-users:082262] > >> 「Driver "kbd"」を「Driver "evdev"」に書き換える。 > > やってみました。 > ○ログイン画面でキー入力ができませんでした。 > ○Num Lock が効かず,LED が点灯したままでした。 > >> 「Driver "vesa"」を「Driver "nv"」に書き換える。 > > ○ログイン画面で名前入力できました。 > ○マウスも OK。端末で | が入力できません。 > ○_ も入力できないことに気がつきました。 両方書き換えるのは、やってみましたか。 それから、下向きの矢印キーが改行になってしまう問題も相変わらずですか。 今度の Xorg.0.log に、こう出ています。 > (II) LoadModule: "kbd" > (II) Loading /usr/lib/xorg/modules/input//kbd_drv.so Driver "evdev" にしたのに、kbd がロードされるのは、ちょっと不思議な 気がします。でも、そういうものなのかもしれませんけれど。 前の Xorg.0.log にも、今度の Xorg.0.log にも、こういうところがあります。 これが気になっているのです。 > (II) XINPUT: Adding extended input device "Microsoft Microsoft? Comfort Mouse 4500" (type: KEYBOARD) > (**) Option "xkb_rules" "evdev" > (**) Option "xkb_model" "evdev" > (**) Option "xkb_layout" "us" マウスなのに type: KEYBOARD なんて、何だか変でしょう。しかも、"xkb_layout" が "us" になっている。これがキーボードの本来の設定を上書きしているのでは ないでしょうか。Microsoft Comfort Mouse というのは、キーボードの機能も 備えているのですか。たとえば、テンキー付きとか。 (**) となっているのも気になります。(**) というのは、from config file でしょう。/etc/X11/xorg.conf.d 以下にファイルがありませんか。 いや、待てよ。どちらのログにも、少し上にこういうところがありました。 > (II) XINPUT: Adding extended input device "Keyboard0" (type: KEYBOARD) > (II) config/hal: Adding input device Microsoft Microsoft? Comfort Mouse 4500 > (II) LoadModule: "evdev" > (II) Loading /usr/lib/xorg/modules/input//evdev_drv.so > (II) Module evdev: vendor="X.Org Foundation" 一行目はキーボードのことで、二行目以下が Microsoft Mouse のことだと 思っていましたが、全部 Microsoft Mouse のことなのかもしれません。 だとしたら、config file というのは HAL の設定なのかもしれません。 どうしたらよいのでしょう。ふと思いついたのですが、もしかしたら、 キーボードがおかしくなったのは、マウスを新しくしてからではありませんか。 もしそうなら、ちょっと姑息な対処法ですが、古いマウスに戻してみたら どうでしょう。 思いつきは、もう一つあります。前の Xorg.0.log にこういうところがあります。 > (**) ModulePath set to "/usr/lib/xorg/modules" > (WW) AllowEmptyInput is on, devices using drivers 'mouse' or 'vmmouse' will be disabled. > (WW) Disabling Mouse0 Vine 5.2 が手元にないので、debian squeeze で man xorg.conf を実行して いるのですが (xorg は、1.7.7)、AllowEmptyInput についてこんなことが 書いてあります (Vine 6.1 の xorg.conf (xorg 1.10.2) の manpage には、 このくだりがない)。 Option "AllowEmptyInput" "boolean" If enabled, don't add the standard keyboard and mouse drivers, if there are no input devices in the config file. Enabled by default if AutoAddDevices and AutoEnableDevices is enabled, otherwise disabled. If AllowEmptyInput is on, devices using the kbd, mouse or vmmouse driver are ignored. そして、AutoAddDevices と AutoEnableDevices については、"Enabled by default" だそうです。xorg のバージョンによって、記述があったりなかったり しますから、お手元で man xorg.conf を実行して、確認してください (なお、Vine 5.2 の xorg のバージョンは、1.6.5 です)。 また、二回目の Xorg.0.log にはこういうメッセージが出ています。 > (==) ModulePath set to "/usr/lib/xorg/modules" > (II) Cannot locate a core pointer device. > (II) The server relies on HAL to provide the list of input devices. > If no devices become available, reconfigure HAL or disable AllowEmptyInput. そこで、xorg.conf を元のものに戻して (キーボードのドライバは kbd に、 マウスのドライバは mouse になっていました)、disable AllowEmptyInput を 設定してみたらどうでしょう。こんなふうに適当なところに追加するのだと 思います。 Section "ServerFlags" Option "AllowEmptyInput" "false" EndSection もっとも、これでうまく行っても、マウスの抜き差しができなくなるのでは ないかと思います。うまく行かない場合は、メッセージに書いてあるように、 HAL の設定をいじるよりないのでしょうね。わたしとしては、お手上げです けれど。 よく知らないことを書いていますから、間違っているかもしれません。 お気づきの方がいらしたら、ご指摘ください。 -- 長南洋一 _______________________________________________ vine-users mailing list vine-users@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx http://listserv.linux.or.jp/mailman/listinfo/vine-users