山本@千葉です。 /VineSeed/TestPkg へ jvf-2.0-5vl6.{noarch,src}.rpm libkpathsea-2009-5vl6.{i686,x86_64}.rpm libkpathsea-devel-2009-5vl6.{i686,x86_64}.rpm libptexenc-2009-5vl6.{i686,x86_64}.rpm libptexenc-devel-2009-5vl6.{i686,x86_64}.rpm texlive-2009-5vl6.{i686,x86_64,src}.rpm texlive-macros-2009-1vl6.{noarch,src}.rpm texlive-sources-2009-1vl6.nosrc.rpm texmacro-otf-1.5.6.1-1vl6.{noarch,src}.rpm を put しました。 teTeX から TeX Live へ移行作業を進めています。 TeX Live 2009 関連の最小限構成だけ作業してみました。 * 構成 TeX のメンテナンスをできるだけ見通しよく、簡便化できるように、 texlive-sources パッケージという形で texlive-20091107-texmf.tar.xz texlive-20091107-extra.tar.xz を /usr/share/texlive-sources に展開しただけのパッケージをまとめました。 texlive-20091107-texmf.tar.xz 内の texmf-dist を展開すると約 1.9G にもなり、 これらすべてをパッケージにするのは無駄であること、 texlive パッケージに同梱してしまうと、 パッケージのビルドに時間を浪費し、メンテナンス効率が悪いため、 このような別パッケージに致しました。 # ちなみに、TeX Live を ptexlive2009 を用いてフルインストールすると、 # /usr/local/texlive に約 2GB です。 texlive パッケージには、BuildRequires: texlive-sources としまして、 必要に応じてマクロパッケージやフォントなどの微調整などが容易にできます。 texlive パッケージは、土村展之さんの ptexlive-20090322 をベースにして、 可能な限り TeX 関連の all in one パッケージとして作成しました。 このパッケージの TDS は、tetex パッケージのそれと変わりなく、 /usr/share/texmf /usr/share/texmf-dist /usr/share/texmf-var /usr/share/texmf-config /usr/share/texmf-local に調整しております。 # ユーザごとの ${HOME}/.texmf-var, ${HOME}/.texmf-config も変わりありません。 今のところ、texlive パッケージ内に同梱しているフォントの構成は、 だいたい teTeX +αにしております。 # この texlive パッケージを展開すると、約 450 MB です。 * 今後 リポジトリ内に tetex ないしは、 tetex に依存しているパッケージ(jadetex)がたくさんあります。 これらの Requires: tetex, BuildRequires: tetex を texlive へ変更する作業があります。 移行期の対策として、texlive-vl.spec には、以下のように記述しておりますので、 リポジトリの依存関係に大きな影響がでないと思います。 Provides: jadetex Obsoletes: jadetex <= 3.12-9 Obsoletes: tetex <= 3.0 Obsoletes: dvipdfmx <= 20090522 Obsoletes: xdvik <= 22.84.14, xdvik-motif <= 22.84.14 pTeX が TeX Live の upstream に先日取り込まれたため、 TeX Live 2010 のリリースから ptex が同梱されるはずです。 Vine Linux 6.0 がリリースされる頃は、 たぶん TeX Live 2010 がリリースされており、 もう一度 TeX 周りの作業が必要になりそうです。 上記構成よりもさらに有用な案がありましたら、 ぜひご意見・コメントなど下さいませ。 * TestPkg の texlive パッケージ関連のインストール 事前に tetex パッケージ関連の不要ファイル削除処理が必要です。 $ sudo apt-get remove tetex さらに、/usr/share/texmf-{var,config} の削除、もしくは、 リネームなどして待避してください。 * 謝辞 小林泰三さん、土村展之さんには、 ptexlive 2008 のころから相談させていただきまして、 大変有り難うございます。 今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。 ---------- 山本 宗宏 GPG Key ID: 0x7637A1D1 GPG Key Fingerprint: 570B C7E6 E5F3 E14F 0898 3EB8 8ECC 8310 7637 A1D1