山本@千葉です。 /VineSeed へ emacs-23.3-3vl6.{i686,x86_64,src}.rpm emacs24-24.0.50-7.20110318vl6.{i686,x86_64,src}.rpm を put しました。 vine-default 自体にバージョン管理をもたせた方がよいという要望がありました。 site-start.el に vine-default-version, vine-default-major-version, vine-default-minor-version を定義しました。 vine-default の仕組みは、Vine Linux のメジャーリリースで完全に固定ですが、 * 若干の挙動の修正などがありうるかもしれない * emacs を hold して、elisp app パッケージのみを自前で更新するかもしれない などありうるので、 vine-default の仕組みのバージョンとして、 vine-default-minor-version を用意しました。 現時点の VineSeed で emacs の vine-default-version は、6.0 となります。 今後、vine-default 自体の仕組みは、大幅に変わることがないと思われます。 しかしながら、各々の elisp アプリケーションのパッケージにおいて、 変更が必要になったときに、(特に VineSeed においては) 上記の vine-default に関するバージョンを使って、 挙動を分岐させるのに役立ちます。 一方、Vine Linux 5 では、after-vine-default-setup-hook がありましたが、 次期 Vine Linux 6 ではそれを obsolete としました。 例えば、vine-default-ibus-el.el の分岐などでは、boundp を使って、 (if (boundp 'after-vine-default-setup-hook) (add-hook 'after-vine-default-setup-hook 'ibus-mode-on) (add-hook 'after-init-hook 'ibus-mode-on)) とするとことで、Vine Linux 5 と現時点の VineSeed との設定を共存できます。 vine-default-version などを多用すると (if (boundp 'vine-default-version) (add-hook 'after-init-hook 'ibus-mode-on) (if (boundp 'after-vine-default-setup-hook) (add-hook 'after-vine-default-setup-hook 'ibus-mode-on)) ) やバージョンを指定して、 (if (boundp 'vine-default-version) (if (>= vine-default-version 6); 6.0 なども可能 (add-hook 'after-init-hook 'ibus-mode-on)) (if (boundp 'after-vine-default-setup-hook) (add-hook 'after-vine-default-setup-hook 'ibus-mode-on)) ) などのように、だんだん見づらくなるので、 これらの使用は最小限の方がよろしいと思います。 # 同時に煩雑にならないように、仕組みの定義を心掛けます (^^;; その他の変更点は、 emacs-build-system の末尾に ", modified for Vine Linux" を付け足しました。 report-emacs-bug-address を Vine@xxxxxxxxxxxxx にしました。 (defvar after-vine-default-setup-hook nil "...") の定義が残っていたので、 コメントアウトしました。 以上、どうぞ宜しくお願い致します。 -- 山本 宗宏 Munehiro "munepi" Yamamoto <munepi@xxxxxxxxxxxxx> GPG Key ID: 0xC24B55FD GPG Key Fingerprint: 61EC 85A8 5F34 5E35 91E8 8AD0 1D28 D5DE C24B 55FD