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[VineSeed:023867] [VineLinux:1186] emacs で yatex をloadできない

  • From: bts-vinelinux@xxxxxxxxxxxxx
  • Subject: [VineSeed:023867] [VineLinux:1186] emacs で yatex をloadできない
  • Date: Mon, 08 Aug 2011 20:19:53 +0900
XXXXXXXX@XXXXXXXX wrote: 

結論を先に申し上げますと,
本件はバグでないと考えられます.

> emacsで拡張子.texのファイルをloadしようとすると、
> File mode specification error: (file-error "Cannot open load file" 
> "yatex")
> と言われます。yatexはインストールしてあります。

手元の Vine Linux 6 x86_64(i686 でも同様)で,
なんとか再現できました.
再現方法は以下の通りです.

 1. auctex パッケージと yatex パッケージをともにインストールしている
 2. ~/.emacs.d/emacs23-vine-default.el に
    (setq vine-default-yatex nil)
    (setq vine-default-yahtml nil)
 しか記述していない
 3. ~/.emacs に以下の設定を記述する

 > .emacsには次のように書いてあります。
 > (setq auto-mode-alist
 >       (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
 > (autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
 > 
 > ; 3=EUC
 > ; 4=UTF-8
 > (setq YaTeX-kanji-code 4)

上記の設定のみだと,AUCTeX を使おうとします.
また,AUCTeX を通常使う場合には,.tex ファイルを開いたら,
auctex のモードが期待されるでしょうから,
vine-default-auctex.el にはそのように設定しています.

ここで,auctex と yatex を同時にインストールした環境があったとします.

ワークステーションのような複数のユーザが共存する環境で,
ある人は AUCTeX をつかい,別の人は YaTeX を使う場合があるでしょう.
そのような環境で vine-default を使う場合に,
互いに衝突する機能のパスを呼ばないように,
vine-default-auctex と vine-default-yatex に仕込んでいます.
本件に関する説明は,
「Emacs 利用ガイド」の 3.5.4. AUCTeX と YaTeX の共存
 http://www.vinelinux.org/docs/vine6/emacs-guide/vine-default-customize.html
に記述しております.合わせてご参照ください.

もし auctex と yatex をともに入れた環境で,
独自の auctex の設定,もしくは,yatex の設定をしたい場合は,
 (setq vine-default-yatex nil
       vine-default-yahtml nil
       vine-default-auctex nil
       vine-default-preview-latex nil)
を ~/.emacs.d/emacs23-vine-default.el に記述し,
ユーザ初期設定ファイル(投稿者の環境の場合は,~/.emacs)に
独自の auctex の設定,もしくは,yatex の設定を記述してください.
投稿者 1 の ~/.emacs の例の場合だと、以下のようになります.
 (require 'yatex)
 (setq auto-mode-alist
      (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
 (autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
 
 ; 3=EUC
 ; 4=UTF-8
 (setq YaTeX-kanji-code 4)

ちなみに,vine-default-yatex.el には,
投稿者 1 の ~/.emacs に記述した設定を含む,
やてふの設定があらかじめ組み込まれています.
詳細な vine-default-yatex の設定は,
 /usr/share/emacs-23.3/site-lisp/yatex/vine-default-yatex.el
を参照くださいませ.
また、vine-default を一切使いたくない場合は、
Emacs 利用ガイド の 3.1.1. vine-default をすべて無効にする
 http://www.vinelinux.org/docs/vine6/emacs-guide/vine-default-usage.html
などを参考に設定してください。


Vine Linux 6 以降,デフォルトのユーザ初期設定ファイルの場所は,
 ~/.emacs.d/init.el
になっております
(「Emacs 利用ガイド」の 2.3.2. ユーザ初期設定ファイル 
 http://www.vinelinux.org/docs/vine6/emacs-guide/per-user-configuration.html
を参照).
なお,Vine Linux 6 の Emacs について,
Emacs 利用ガイド
 http://www.vinelinux.org/docs/vine6/emacs-guide/vine-emacs-guide.html
に記述しております.とくに
 2. Vine Linux 6 の Emacs 環境
 3. Vine Linux のデフォルト設定:vine-default
 4.4. 複数バージョンの管理
 A. Vine Linux 4.2 の Emacs 環境
あたりに,Vine Linux の Emacs 環境に関する
事柄を説明をしておりますので,
どうぞご参考くださいませ.

以上により,本件はバグでないと考えます.
いかがでしょうか?


== このレポートの詳細は以下の通りです ==

レポート ID  : 1186
レポート URL : http://bts.vinelinux.org/guest.cgi?project=VineLinux&action=view_report&id=1186

分類           : バグ
バージョン     : Vine-6.0
関連パッケージ : なし
arch           : x86_64
状態           : 新規
優先度         : 中
重大度         : 普通
担当者         : munepi

# あなたが、このようなメッセージに無関係である場合には、
# 管理者 <Vine@xxxxxxxxxxxxx> までご連絡ください。

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