chkconfig.8 5.8 KB

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  2. .\" Japanese Version Copyright (c) 1999 Project Vine
  3. .\" all rights reserved.
  4. .\" Translated Tue Aug 3 20:00:00 JST 1999
  5. .\" by Norihito Ohmori
  6. .TH CHKCONFIG 8 "Wed Oct 8 1997"
  7. .UC 4
  8. .SH 名前
  9. chkconfig \- システムサービスの runlevel の情報をアップデートや検証する
  10. .SH 書式
  11. \fBchkconfig\fR \fB--list\fR [\fIname\fR]
  12. .br
  13. \fBchkconfig\fR \fB--add\fR \fIname\fR
  14. .br
  15. \fBchkconfig\fR \fB--del\fR \fIname\fR
  16. .br
  17. \fBchkconfig\fR [\fB--level\fR \fIlevels\fR] \fIname\fR <\fBon\fR|\fBoff\fR|\fBreset\fR>
  18. .br
  19. \fBchkconfig\fR [\fB--level\fR \fIlevels\fR] \fIname\fR
  20. .br
  21. .SH 記述
  22. \fBchkconfig\fR は /etc/rc.d ディレクトリにシステム管理者がたくさんの
  23. シンボリックリンクを 直接手動で作成する仕事から解放する、ディレクトリ階層を
  24. メンテナンスするシンプルなコマンドラインツールを提供する。
  25. \fBchkconfig\fR の実装は IRIX オペレーティングシステムで使用される
  26. \fBchkconfig\fR コマンドに由来する。しかしながら、 /etc/rc.d 階層の
  27. 外の設定情報をメンテナンスするのでなく、このバージョンでは /etc/rc.d の
  28. シンボリックリンクを直接操作する。これはすべての設定情報を一つの場所に
  29. \fIinit\fR が起動するサービスをおいておける。
  30. \fBchkconfig\fR は 5 つの個別の機能をもっている: 管理のために新しい
  31. サービスを加える、管理のためにサービスを取り除く、現在起動している
  32. サービスの情報をリストする、サービスの起動情報を変更する、そして
  33. 各サービスの起動情報をチェックする。
  34. \fBchkconfig\fR をオプションなしで起動したときには、使用情報を表示する。
  35. もしサービス名のみが与えられたとき、そのサービスが現在の runlevel で
  36. 起動される設定されるようになっているかをチェックする。もしそうなっていたら
  37. \fBchkconfig\fR は真を返す; でなければ偽を返す。\fB--level\fR オプションは
  38. \fBchkconfig\fR が現在 runlevel のかわりに別の runlevel を検証する
  39. ようにするために使用される。
  40. もし \fBon\fR、\fBoff\fR または \fRreset\fR のうち一つがサービス名のあと
  41. 指定されたら、\fBchkconfig\fR は指定されたサービスの起動情報を変更する。
  42. \fBon\fR と \fBoff\fR のフラグはそれぞれ、変更される runlevel の中で
  43. サービスをスタートしたりストップしたりする。
  44. \fBreset\fR フラグはinit script の質問の中で指定されたサービスの
  45. 起動情報をリセットする。
  46. デフォルトで、\fBon\fR と \fBoff\fR オプションの効力があるのは runlevel
  47. 3、4 そして 5 だけであり、\fBreset\fR のはすべての runlevel に効力を発揮する。
  48. \fB--level\fR オプションはどの runlevel に効力を発揮するかを指定するため
  49. に使われる。
  50. 各サービスにとって、それぞれの runlevel は開始スクリプト
  51. か停止スクリプトのどちらかをもっていることを注意せよ。runlevel を
  52. 切り替えたとき、init はすでに起動しているサービスをリスタートしないし
  53. 実行されていないサービスを再ストップしない。
  54. .SH オプション
  55. .TP
  56. \fB-\-levels \fIlevels\fR
  57. オペレーションが属する runlevel を指定する。 0 から 7の数の並びである。
  58. 例えば、\fB--levels 35\fR は runlevel 3 と 5 を指定する。
  59. .TP
  60. \fB-\-add\fR \fIname\fR
  61. このオプションは \fBchkconfig\fR によって操作される新しいサービスを
  62. 加える。新しいサービスが加わったとき、\fBchkconfig\fR はそのサービスが
  63. それぞれの runlevel において起動または停止のエントリのどちらになるかを
  64. 確実に行う。もし、どの runlevel もエントリにない場合、\fBchkconfig\fR
  65. は起動スクリプトにデフォルトの値として指定された適当なエントリを
  66. 作成する。
  67. .TP
  68. \fB-\-del\fR \fIname\fR
  69. サービスが \fBchkconfig\fR の管理から取り除かれ、それに属する /etc/rc.d
  70. の中のシンボリックリンクが取り除かれる。
  71. .TP
  72. \fB-\-list\fR \fIname\fR
  73. このオプションは \fBchkconfig\fR が認知しているサービスのすべてについて
  74. それぞれの runlevel で停止または起動しているかをリストする。
  75. もし \fIname\fR が指定されたら、情報は \fIname\Rf のサービスに
  76. ついてのみ表示される。
  77. .SH RUNLEVEL ファイル
  78. \fBchkconfig\fR によって管理される各サービスでは、 2 つまたはそれ以上の
  79. コメント行を init.d script に加える必要がある。最初の行は
  80. \fBchkconfig\fR に開始と終了の優先順位のレベルと、
  81. デフォルトで開始されるサービスの runlevel がどれかを教える。もしサービスが
  82. デフォルトで、どの runlevel でも開始されないときには、\fB\-\fR が
  83. runlevel の場所に使用される。二番目の行はサービスの記述を含む。
  84. それはバックスラッシュを使うことにより、複数行にわたって書かれる。
  85. 例えば、random.init はこれら3行からなる:
  86. .nf
  87. .fn C
  88. # chkconfig: 2345 20 80
  89. # description: Saves and restores system entropy pool for \e
  90. # higher quality random number generation.
  91. .fn R
  92. .fi
  93. これは random スクリプトが 2、3、4 そして 5 のレベルで始まり、起動優先
  94. 順位が 20 で、そして終了優先順位が 80 であるといっている。
  95. description がいってることを理解するべきである; \e は行が続くことになる。
  96. 行頭の余分な空白は無視される。
  97. .SH 関連項目
  98. .IR init (8)
  99. .IR ntsysv (8)
  100. .IR tksysv (8)
  101. .SH 著者
  102. .nf
  103. Erik Troan <ewt@redhat.com>
  104. .fi