堀田@諫早市です。 On Fri, 3 May 2002 18:30:59 +0900 Subject [vine-users:050060] ソースからインストールする利点 Sadako Fukiya <blowgun@xxxxxxxxxxxxx> wrote: > 複数の本を見てみたのですが、インストールについて記述してある > 部分はいずれもソースからコンパイルしてインストールするように > 書かれていました。すでにパッケージをインストールしてある場合 > もそれを削除してソースを使うことをすすめていました。 > > 同じソフトでも、ソースとパッケージと、インストールした後の使 > い勝手に何か差があるのでしょうか?パッケージをインストールして > 使用した場合、後々困ることがでてくるのでしょうか? ユーザの立場からすると、OSのインストールをしたら最初から勝手に入 っていたり、追加で入れる際もたいがいコマンド一発でいけるので、パ ッケージで入れるほうが最初は楽でしょうね。パッケージの欠点として は、バージョンアップをしたい場合でも誰かが新バージョン用のパッケ ージを作ってくれるのを待たなくてはならないとか、たまたま使いたい と思っていた機能が自分が使っているパッケージに組み込まれていなく て困るとかがあると考えられます。もっとも、他の方もおっしゃている ように、スキルがあれば自分でパッケージを作ることはできます。 本を書くほうの立場にたってみると、ソースからのインストールの手順 だけを書いておけば、ほとんどのプラットフォーム(OS)で使えるとい う利点があります。本書はLinux 専用と銘打ってしまうと、それ以外の OSを使っている読者を遠ざけることになりますから。また、1つのソフ トウェアについてパッケージの種類はいくつもあり、さらに同じrpm パ ッケージでもRedHatとVineのそれではモノが異なるため、各プラットフ ォームごとの記述もCD-ROMへのアーカイブの収録も大変だというのもあ るのかもしれません。 # などと、著者の気持ちになって想像してみました:-) -- 堀田 倫英 <hotta@xxxxxxxxxxxxxx> <http://www.net-newbie.com>