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[vine-users:050825] Vine 2.5 の Aptiva へのインストールの問題と解決

  • From: Fujita Yoshihiko <starfish@xxxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:050825] Vine 2.5 の Aptiva へのインストールの問題と解決
  • Date: Sat, 25 May 2002 17:58:52 +0900 (JST)
藤田といいます。

Vine Linux 2.5 のインストール時に
1,  起動時に、
hda: IBM-DTLA-305030, ATA DISK drive
hdc: CD-ROM CDU701-F, ATAPI CDROM drive
ide0 at 0x1f0-0x1f7,0x3f6 on irq 14
ide1 at 0x170-0x177,0x376 on irq 15
で全く動かなくなる
2, Anaconda の起動直前にディスプレイが消える
と言う問題に遭遇しました。

IBM Aptiva E Series 143
CPU: K6-2  333MHz
memory: 96MB
PCI Ethernet カード
PCI SCSI カード
ビデオカード: SiS 5597/5598 VGA

という構成です。

いろいろ試した結果、1 の問題は、ハードディスクや CD-ROM の
IRQ と、PCI の IRQ が協業しているためだろうと推測されたので
起動時に
linux pci=off
として、PCI を無効にして起動することができました。

2 の問題ですが、再現性が無いような気がします。インストール方
法の指定で、expert や lowres などいろいろ試してみましたが、ラ
ンダムで anaconda が起動できます。
起動に成功した場合には、
probe SiS   (よく覚えていません)
のようなメッセージが出るので、ビデオカードの認識に失敗してい
るような気がします。
とにかく、何度か繰り返すとたまたま anaconda が起動してくれた
のでインストールできました。

インストール後は
kernel 2.4.18  は pci=off を指定しないと起動できません
(上記の ide=..... の位置で止まります)が、
kernel 2.2.20  は問題なく起動できます。

2.4.18 を使うには、
/usr/src/linux/arch/i386/kernel/pci-irq.c
の
} else if (r->get && (irq = r->get(pirq_router_dev, dev, pirq ))) {
を
} else if ( irq = 13 ) {
とし、コンパイルし直すとうまく動くようになりました。
ただし、よく分からず書き換えていますのでどんな問題がでるかは
分かりません。一応、問題なく使えています。

ひょっとしたら、
if( irq == 14 || irq == 15 ) irq = 13;
とする方がいいのかも知れません。

ひょっとしたら、Vine だけでなく、kernel 2.4 を使っているもの
全ての問題かも知れません。