x-鈴木@沼津高専です。自己レスです。 VAIO C1VJの内蔵メモリースティックを使用することが出来ました。報告です。 マジックゲート対応のメモリースティックの場合は使用できないかも知れませ ん。(あれって、SONY独自の圧縮がかかっているんですよね?圧縮はソフトで管 理しているのでしょうか?) それとすみませんが、Shingoさんが提示されたURLはまだ、チェックしていま せん。重複する情報が含まれている場合はご容赦下さい。 ●基本 基本的に、VAIO C1VJの内蔵メモリースティックはSCSI機器として認識されて いるようです。USB-storageはSCSI機器として認識されているように思います。 つまり、何がいいたいかというとUSBまわりで不都合が起こると、とたんに、 メモリースティックは使えなくなるという現象が起こる、ということです。 最悪の場合、キーの入力を受けつけなくなります。 余談ですが、linux 2.2の頃は、Xを立ち上げた状態ではUSB-storage機器は使 用できなかったので、それから比べると各段の進歩といえると思います。 話を報告にもどします。 ●ブロックスペシャルノードの割り当ては起動時に装置構成によって変化する USB-storage機器(C1VJならば、USB floppyなど)が起動時にささっているかど うかによって、ブロックスペシャルノードの割当てが変化します。例えば、起 動時に、USB floppyをさしておくと、 /dev/sda がUSB floppyに /dev/sdb1 がメモリースティックに 割当てあられます。 起動後、USB floppyをさすと /dev/sda1 がメモリースティックに /dev/sdb がUSB floppyに 割り当てられます。 このあたりは、dmesgを実行し、表示の最下部分に目を通すとどちらに割り当 てられているかわかります。常に、メモリースティックを/dev/sda1に割り当 ててくれると、楽かも知れませんが、その辺はBIOSが関わっているような気も しますし、いいかえれば、floppyから起動できなくなる可能性も残しているよ うに素人目には思えますので、この変化はしょうがないかな、とか思ったりし ています。 ●USB-storage機器とその他のUSB機器を交換したなどの場合はlinux自体がキー を受けつけなくなることもある。 例えば、USBマウスを使用した後、rootでUSB-floppyをさし、USB-floppyを mount /dev/sdb /mnt/floppy などでマウントしようとすると、出来ないという表示があらわれます。 mount -t vfat /dev/sdb /mnt/floppy とshellからうつと、プロンプトが表示されなくなり、linux自体、キー入力を 受けつけなくなります。 USBマウスとUSB-floppyを交換することは、初心者には禁じ手なんでしょう。 このへんは、いずれ、偉い人たちが対応してくれるのではないかと勝手に思っ ています。 ●rootでなくてもメモリースティックを使用したい場合 以下、状況としては、USB-storage機器を起動時に接続していない、C1VJを想 定しています。 -1. メモリースティックをWindowsなどで予め初期化しておく --Linuxでも初期化できるのでしょうか? 0. マウントポイントを準備する どこか、適当なところに用意しておいて下さい。自分は/mntの下にmemstk というディレクトリを作成しておきました。 1. murasakiは起動しておく …Vine Linux 2.5からstorageデバイスはmurasakiで管理するんでしたっけ? murasakiは起動しておいて下さい。(起動しなかったときにはうまく動作し ませんでした)内蔵メモリースティックはブロックスペシャルデバイスノー ド /dev/sda1に割り当てられるようです。これを次で使用します。 2. /etc/fstabを編集する 一行、付け加えます。 ・以下の記述ではrootのみが使用できます。 /dev/sda1 /mnt/memstk vfat defaults 0 0 ・もし、一般ユーザーも使用したい場合は、上ではなく次のように記述して下 さい。 /dev/sda1 /mnt/memstk vfat noauto,user 0 0 これで、準備は完了です。 簡単な使用方法は次のようになります。 0. フォーマット済メモリースティックを用意する 1. スロットにメモリースティックを挿す(mgのランプが点滅します。点滅が終 了するまで待った方がいいと思います。) 2. mount /mnt/memstkと入力する(/mnt/memstkの部分は/etc/fstabの第2項目 で指定したマウントポイントを入力して下さい) 使用を終えた場合は、カレントディレクトリを/mnt/memstk以下から移し、 umount /mnt/memstkを実行して下さい。 以上です。 -- Yasuhito SUZUKI, Department of Control and Computer Engineering, Numazu College of Technology. E-mail: x-suzuki@xxxxxxxxxxxxxxx