長南です。 Enlightenment は Vine 3.0 には含まれていないようですが、どこから ダウンロードなさったものなのですか。バージョンは? Gnome をデスクトップ環境として使い、その WindowManager として Enlightenment を利用なさりたいのですか。Gnome なしで Enlightenment をお使いになりたいのですか。それとも /usr/bin/starte16 にあるように、 時と場合で両方のやり方を切り替えたいのですか。どのやり方を選ぶかによって 解決法も違ってきます。 Enlightenment だけ使えばよいのなら、簡単です。下に引用する enlightenment.desktop の Exec の値を enlightenment にすれば、たぶん 充分でしょう(enlightenment に PATH が通っているのならば)。試して いないので、いまいち自信はありませんけれど。 高橋さんのメールより [vine-users:068212] > > ------------------------------------------------- > /etc/X11/dm/Sessions/enlightenment.desktopの内容 > ------------------------------------------------- > > [Desktop Entry] > Encoding=UTF-8 > Name=Enlightenment > Comment=This session starts the Enlightenment window manager > Exec=starte16 > Icon= > Type=Application > > これが、GDM画面のセッションでenlightenmentを選択してログインするとどのよ > うに作用するのでしょうか? ついでに、こっちも説明しておきます。 現在の状態では、GDM で enlighenment を選ぶと、上の Exec の値、すなわち starte16 を引数として、/etc/X11/xdm/Xsession が実行されます。ここで ~/.wm_style に starte16 という文字が書き込まれ、/etc/X11/xinit/Xclients が呼び出されます。ところが、Xclients 中で変数 WMSTYL に ~/.wm_style の 内容が代入されるのですが、case "$WMSTYLE" in の分岐項目の中に enlightenment はあっても、starte16 が存在しません、それで、case 文は 何もせずに終了し、実行はその次の部分に移って、結局デフォルトの Gnome が 起動されるわけです。 説明がごたごたしていますので、ご自分で /etc/X11/xdm/Xsession から追って みてください。 Gnome 中で Enlightenment を動かしたり、Gnome ありと Gnome 無しを 切り替えたりするのは、応用問題ですね。かなり面倒です。 # Vine 2.6 の Gnome(gnome-core-1.4.0.4-0vl5)では、Gnome Control # Center から WindowManager を選ぶことができましたが、Vine 3.0 の # Gnome では、それができないようです。Gnome の中から WindowManager を # 選択する方法があるのでしょうか。あれば、非常に楽なのですが。 -- 長南洋一