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[vine-users:071271] Re: DHISD の暴走

  • From: 須々木俊太 <shunta@xxxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:071271] Re: DHISD の暴走
  • Date: Mon, 28 Mar 2005 00:46:25 +0900
satoh said the following on 2005年03月27日 15:20:
> Vine3.1(i386)上で、apt-get で入手したdhisd(dhisd-5.1-0vl4)
> を動かしていますが、
え!インストールできましたか?私のところではVine3.1(PPC)通常インストール
状態からのapt-get installはできませんでした。
そこで試しにdhisd-5.1-0vl4.src.rpmをダウンロードしてから、rpm --rebuild
dhisd-5.1-0vl4.src.rpmしてみたのですが、やはりエラーが出てrpmファイルさ
え作れませんでした。src.rpmから作れないということは、パッケージがVine3.1
の実行環境に適合していない可能性があると考えました。

クライアントからの信号を受けた直後から
> CPUのリソースを100%使い続けてしまいます。
> どなたか同じ状況の方や対応策をご存知ないでしょうか?
具体的にご指摘の事例に当てはまるかどうかはわかりませんが、適合していない
と仮定して、それがご指摘の状態を作り出しているとすると、改めてVine3.1の
環境に適合したdhisdのパッケージを再構築しなければなりません。

そこで、調べてみたのですが

1.dhisdにはgmp,gmp-develが必要。(これは入ってますよね)

2.素のdhisdは下記のすべてのファイルを書き換えなければいけない。
varargsからstdargに書き換え
dhisd-5.1/dhisd.h
dhis-dns-engine-5.0/dhis-dns-engine.c
dhis-mx-sendmail-engine-5.0/dhis-mx-sendmail-engine.c

3.Vine3.1はbind9がデフォルトですがdhisdはbind8のヘッダーファイルが必要

といった問題がありました。

特に2.と3.をきちんとクリアしないと、実行可能な状態にすら持っていけません
でした。お使いのdhisdはたぶんVine2.6対応のままであるような気がします。
2.6から3.1へは、環境が劇的に変わりましたので、gccやgmpのバージョンの問題
があるのかもしれません。

その辺りの個人的奮闘(笑)は
[vine-users:070797] dhisd on Vine3.1報告
にも書いております。

そもそもdhisd付属のドキュメントには『bind9では稼働しない』と書いてあった
りしますが、bind9で動かしているという情報を下さる方(RedHat9&dhisd4.0での
稼働実績です)もいらっしゃったりして、情報が(私の頭の中で)錯綜しております。

私のところでは、なんとか稼働するようにはなったのですが、キチンとクライア
ントからのリクエストはログに残っているのですが、nsupdateがうまく行かない
ようで、肝心のデータの更新が出来ていません。ただ、この辺はnamed.confの記
述内容が大いに関係しているようなのですが、私のところでもまだ解決には至っ
ておりません。

この問題が解決すれば、Vine3.1で動くdhisdを提供できそうなのですが、、、。

現時点でdhisdの利用をお急ぎであれば、Vine2.6を使うことをお勧めします。
私、Vine2.6の環境下ではi386,PPCともに無事に稼働してくれております。

参考になればいいのですが。

-- 
須々木俊太