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[vine-users:071915] Re: ディス クの quotaon に失敗する?

  • From: Seiichirou Babasaki <mindgear@xxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:071915] Re: ディス クの quotaon に失敗する?
  • Date: Fri, 20 May 2005 21:27:29 +0900
馬場崎です。

いろいろとありがとうございます。
バージョン1でも動作に問題はないようですが、一点、そのままだと
 quotaon -p -a
とした時に、実際には ディスクquota が有効になっていても
 user quota on / (/dev/hda3) is off
てな具合いに offと表示されてしまいますね。
後で見たときに「あれまた失敗した?」と疑ってしまいました。

これについては丁度Window機が近くにあったので、samba 経由で
マウントさせて容量表示をさせてみましたら、ちゃんと
ディスクquota で制限した容量が表示されましたので大丈夫だと
思います。

で、せっかくなのでVersion2も検証してみることにしました。
(僕のマシンなら誰にも迷惑かかりませんし、いい機会かと)

>尾崎さん より
> 2.4.27-0vl7.4のカーネルのコンフィグを確認したところ、quota v2 は
> モジュールとなっているようですので、v2サポートが必要であれば、
> 手動で組み込むのも手ですが・・・。

ファイル検索をしてみましたところ、次のモジュールを見つけました。
/lib/modules/2.4.27-0vl7.4/kernel/fs/quota_v2.o

で、 /etc/modprobe.conf と /etc/modules.conf に適当にエントリを
くわえて(適当すぎるかも) 保存。
…… 略 ……
# quota Version2
alias quota quota_v2
…… 略 ……

modprobeを実行すると、警告が出ます。

[root@hogehoge root]# modprobe quota
Warning: loading /lib/modules/2.4.27-0vl7.4/kernel/fs/quota_v2.o
 will taint the kernel: no license
  See http://www.tux.org/lkml/#export-tainted for information
 about tainted modules
Module quota_v2 loaded, with warnings

「署名がなくて危ないぞ」ということらしいです。
……ですが、lsmod を実行すると読み込まれてはいますので続行。
古いイメージを削除してから新しいイメージを作成

[root@hogehoge root]# mkinitrd /boot/initrd-2.4.27-0vl7.4.img 2.4.27-0vl7.4

ついでにliloもやっときます。
あとはお決まりのコースで、ディスクquota を有効にします。
*****************
01. fstabを確認し必要なら修正(この場合はオプション部分に usrquota を追加)
02. ディスクquota したいディスクのトップディレクトリで
     touch aquota.user でバージョン2名前の空ファイル作成
    (この場合は / にできる。無くても良いというテキストもあるようだけれど)
03. quotacheck -avmu を実行してデータベースファイルを更新
   (quotacheck -avmg だとグループ制限のファイル)
04. 環境変数 EDITOR にお好きなエディタを登録
    export EDITOR=jed (ネット越しでないならGUIの geditとか cmemoでもいけます)
05. edquota -u username で数値を変更。
    ※注意  『徹底解説Samba LDAPサーバ構築』という本にはこのブロック値が
     「1ブロック512バイトだから 1024*1024*1024/512が1GB相当」と表現されて
    いましたが、少なくともVineLinuxのものは『1ブロック=1KB(1024b)』でした
      (電卓片手に迷うことしばし)
06. quotaon -av で ディスクquota を有効にする
   問題なければ 今回は /dev/hda3 [/]: user quotas turned on と表示される
07. quotaon -p -a で確認(バージョン1だとこの時は必ずoff表示)
     …… 略 ……
     group quota on / (/dev/hda3) is off
     user quota on / (/dev/hda3) is on
     …… 略 ……
08. 制限したユーザーに戻って quota か quota -s して有効なのを確認
*****************

……こうして書き出してみると結構長文になってしまいました(汗)
今のところバージョン2で問題があるような挙動は確認できていません。
あえてバージョン2にする「うま味」も僕程度だと感じられませんので、どっち
でもいいのかな、と思いました。とりあえずこのまま使ってみたいと思います。

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