馬場崎です。 いろいろとありがとうございます。 バージョン1でも動作に問題はないようですが、一点、そのままだと quotaon -p -a とした時に、実際には ディスクquota が有効になっていても user quota on / (/dev/hda3) is off てな具合いに offと表示されてしまいますね。 後で見たときに「あれまた失敗した?」と疑ってしまいました。 これについては丁度Window機が近くにあったので、samba 経由で マウントさせて容量表示をさせてみましたら、ちゃんと ディスクquota で制限した容量が表示されましたので大丈夫だと 思います。 で、せっかくなのでVersion2も検証してみることにしました。 (僕のマシンなら誰にも迷惑かかりませんし、いい機会かと) >尾崎さん より > 2.4.27-0vl7.4のカーネルのコンフィグを確認したところ、quota v2 は > モジュールとなっているようですので、v2サポートが必要であれば、 > 手動で組み込むのも手ですが・・・。 ファイル検索をしてみましたところ、次のモジュールを見つけました。 /lib/modules/2.4.27-0vl7.4/kernel/fs/quota_v2.o で、 /etc/modprobe.conf と /etc/modules.conf に適当にエントリを くわえて(適当すぎるかも) 保存。 …… 略 …… # quota Version2 alias quota quota_v2 …… 略 …… modprobeを実行すると、警告が出ます。 [root@hogehoge root]# modprobe quota Warning: loading /lib/modules/2.4.27-0vl7.4/kernel/fs/quota_v2.o will taint the kernel: no license See http://www.tux.org/lkml/#export-tainted for information about tainted modules Module quota_v2 loaded, with warnings 「署名がなくて危ないぞ」ということらしいです。 ……ですが、lsmod を実行すると読み込まれてはいますので続行。 古いイメージを削除してから新しいイメージを作成 [root@hogehoge root]# mkinitrd /boot/initrd-2.4.27-0vl7.4.img 2.4.27-0vl7.4 ついでにliloもやっときます。 あとはお決まりのコースで、ディスクquota を有効にします。 ***************** 01. fstabを確認し必要なら修正(この場合はオプション部分に usrquota を追加) 02. ディスクquota したいディスクのトップディレクトリで touch aquota.user でバージョン2名前の空ファイル作成 (この場合は / にできる。無くても良いというテキストもあるようだけれど) 03. quotacheck -avmu を実行してデータベースファイルを更新 (quotacheck -avmg だとグループ制限のファイル) 04. 環境変数 EDITOR にお好きなエディタを登録 export EDITOR=jed (ネット越しでないならGUIの geditとか cmemoでもいけます) 05. edquota -u username で数値を変更。 ※注意 『徹底解説Samba LDAPサーバ構築』という本にはこのブロック値が 「1ブロック512バイトだから 1024*1024*1024/512が1GB相当」と表現されて いましたが、少なくともVineLinuxのものは『1ブロック=1KB(1024b)』でした (電卓片手に迷うことしばし) 06. quotaon -av で ディスクquota を有効にする 問題なければ 今回は /dev/hda3 [/]: user quotas turned on と表示される 07. quotaon -p -a で確認(バージョン1だとこの時は必ずoff表示) …… 略 …… group quota on / (/dev/hda3) is off user quota on / (/dev/hda3) is on …… 略 …… 08. 制限したユーザーに戻って quota か quota -s して有効なのを確認 ***************** ……こうして書き出してみると結構長文になってしまいました(汗) 今のところバージョン2で問題があるような挙動は確認できていません。 あえてバージョン2にする「うま味」も僕程度だと感じられませんので、どっち でもいいのかな、と思いました。とりあえずこのまま使ってみたいと思います。 -- __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/ ZON or MaruArt. >> Babasaki Seiichirou (Jap) E-Mail mindgear@xxxxxxxxxxxx Zaurus zon@xxxxxxxxxxxx __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/