長南です。 現在 canna から vje への切替えが出来ているのなら、まったく正常です。 何も気になさることはありません。でも、ちょっと不安になって いらっしゃるようなので、私にわかることを説明すると――。 Kin さんのメールより [vine-users:072022] > > > > 設定は、新しく開くシェルから有効になります。 > > > 設定を全てのシェルで有効にするには、X window を再起動する必要があります. 仮名漢字変換を切り替えると、このメッセージが表示されますが、「設定は、 新しく開くシェルから有効になります」の部分は、Vine 2.6 までの古い 説明が残っているのです。Vine 3.x では二行目のみが本当です。もっと 正確に言うと、「設定を有効にするには、X Window System を再起動するか、 ログインをし直す必要があります」です。 > 私は、一度すべてのウィンドウを閉じてから、再び開く作業を行いました。 ですから、これだけでは、仮名漢字変換の切替えが完了しません。setime vje などを実行すると、設定ファイル ~/.vine/system/ime が書き変わります (ほかのこともやっていますけれど)。しかし、その変更が環境に反映するには、 X の再起動か、再ログインが必要なのです。 > また、一度、パソコンの再起動も行いました。 もちろん、再起動しても変更が反映します。 > setimeをcannaに戻したりVJEにしたり、この動作を繰り返していると > XWindowが固まってしまう現象が起こりました。 おそらく、X そのものではなく、kterm、gnome-terminal などが固まって しまったのだろうと思います。canna --> vje では普通起きないのですが、 X 上のターミナルから仮名漢字変換を変更すると、kinput2 がいったん kill されることがあります。このとき、kterm などがフリーズしてしまう ことがあるのです。jman kterm をやって、「USING XIM」の「注意」という ところを読んでください。 # もう一つターミナルを開いて、固まってしまったターミナルを kill して # やれば、解決します。X を再起動してもよいわけですし。 ついでに書いておくと、~/.bashrc などに export XMODIFIERS=@im=vje を 書き込む必要はありません。Vine の X 起動スクリプトを使っているならば、 それがそのへんの面倒を見てくれます。詳しいことをお知りになりたかったら、 X の起動スクリプトを /etc/X11/xinit/xinitrc (グラフィックログインなら、 /etc/X11/xdm/Xsession) からたどってみてください。具体的には、 /usr/share/vine/imelib 中の setVje という関数で XMODIFIERS の設定、 vje の実行などをやっています。 もう一つついでに。 VJE のマニュアルをお捜しなら、 rpm -ql vje-delta |less を実行してご覧 なさい。README とか FAQ とか delta.htm とかいうのがマニュアルですから。 もっとも、書いてあることがすこし古いかもしれません。 -- 長南洋一