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[vine-users:072029] Re: vje-delta-3. 0-0.1の挙動について

  • From: 長南洋一 <cyoichi@xxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:072029] Re: vje-delta-3. 0-0.1の挙動について
  • Date: Tue, 31 May 2005 10:17:03 +0900 (JST)
長南です。

現在 canna から vje への切替えが出来ているのなら、まったく正常です。
何も気になさることはありません。でも、ちょっと不安になって
いらっしゃるようなので、私にわかることを説明すると――。

Kin さんのメールより [vine-users:072022]
> 
> > > 設定は、新しく開くシェルから有効になります。
> > > 設定を全てのシェルで有効にするには、X window を再起動する必要があります.

仮名漢字変換を切り替えると、このメッセージが表示されますが、「設定は、
新しく開くシェルから有効になります」の部分は、Vine 2.6 までの古い
説明が残っているのです。Vine 3.x では二行目のみが本当です。もっと
正確に言うと、「設定を有効にするには、X Window System を再起動するか、
ログインをし直す必要があります」です。

> 私は、一度すべてのウィンドウを閉じてから、再び開く作業を行いました。

ですから、これだけでは、仮名漢字変換の切替えが完了しません。setime vje
などを実行すると、設定ファイル ~/.vine/system/ime が書き変わります
(ほかのこともやっていますけれど)。しかし、その変更が環境に反映するには、
X の再起動か、再ログインが必要なのです。

> また、一度、パソコンの再起動も行いました。

もちろん、再起動しても変更が反映します。

> setimeをcannaに戻したりVJEにしたり、この動作を繰り返していると
> XWindowが固まってしまう現象が起こりました。

おそらく、X そのものではなく、kterm、gnome-terminal などが固まって
しまったのだろうと思います。canna --> vje では普通起きないのですが、
X 上のターミナルから仮名漢字変換を変更すると、kinput2 がいったん
kill されることがあります。このとき、kterm などがフリーズしてしまう
ことがあるのです。jman kterm をやって、「USING XIM」の「注意」という
ところを読んでください。

# もう一つターミナルを開いて、固まってしまったターミナルを kill して
# やれば、解決します。X を再起動してもよいわけですし。

ついでに書いておくと、~/.bashrc などに export XMODIFIERS=@im=vje を
書き込む必要はありません。Vine の X 起動スクリプトを使っているならば、
それがそのへんの面倒を見てくれます。詳しいことをお知りになりたかったら、
X の起動スクリプトを /etc/X11/xinit/xinitrc (グラフィックログインなら、
/etc/X11/xdm/Xsession) からたどってみてください。具体的には、
/usr/share/vine/imelib 中の setVje という関数で XMODIFIERS の設定、
vje の実行などをやっています。

もう一つついでに。
VJE のマニュアルをお捜しなら、 rpm -ql vje-delta |less を実行してご覧
なさい。README とか FAQ とか delta.htm とかいうのがマニュアルですから。
もっとも、書いてあることがすこし古いかもしれません。

-- 
長南洋一