大里です。 > From: tnagata > Subject: [vine-users:073035] Re: pingが通らない > Date: Sun, 2 Oct 2005 17:47:43 +0900 > default gwのアドレスをppp0のあて先アドレスにしましたら繋がりました。 これには、ちょっと気を付けなければいけないことがあります。 pppd の動作として、default route がない状態で、かつ、pppoe の option に 'defaultroute' が渡された場合は、pppoe サーバから対向ルータのアドレスを取得 して default route にセットします。 したがって、default route を書いておかず、/etc/pppoe/pppoe.conf に DEFAULTROUTE=yes としておくと、とりあえず繋がります。 しかし、adsl の仕様として、完全に常時接続が保証されているわけではないので、 時々切れます。切れて再接続の動作をします。 しかし、切れ方によっては、default route が残ったまま切れちゃうことがたまに あったりします。対向から切られた場合など。 そのときに、プロバイダ側のルータのアドレスが変わるかもしれないのです。 たとえ固定 IP 契約であっても、大概のプロバイダが約束しているのは割り当てる IP アドレスであって、対向ルータのアドレスまでは保証していないので。 私の経験の範囲でも、IIJ はルータのアドレスはだいたい一緒だけど保証はされな い、DION は接続の都度必ず変わる。というような違いがあります。 ですから、default route を固定的に設定してしまうとまずいことがあるんで、 (1) 接続の都度、ppp0 の P-to-P アドレスを明示的に default gw に切りなおす。 または、 (2) 接続動作前に /sbin/route del default で default gw を削除してから defaultroute オプション付で pppd を起動する。 どちらかの方法でできるようにスクリプトを組んでおくのがよさそうです。 -- kazz