長南です。 最近のフォント事情はさっぱりわからないので、以下はたぶん不正確不十分な 意見でしょうが……。 池田さんのメールより [vine-users:073582] > > Xのドキュメントを見ながら、ttcフォントを追加してから以下の不具合が出て > 困っております。もし、お気付きの点があればご助力頂ければ幸いです。 > > *Cannaで変換候補一覧内にリストが表示されない。(空白。変換は問題なく可能) > *xfontselを実行すると以下のエラーとなる。 > Warning: Unable to load any usable ISO8859 font > Error: Aborting: no font found > > > 以下の流れでフォントを追加しました。フォントは正常に表示できます。 > > 1. /usr/X11R/lib/X11/fonts/TTF へ .ttc フォントを置く。 > 2. /usr/X11R/lib/X11/fonts/TrueType/ へフォントの .conf ファイルとttc > フォントへのシンボリックリンクを作成。 > 3. /usr/X11R/lib/X11/fonts/TrueType/ で mkfontscale と mkfontdir > を実行。 > 4. 3の直後あたりから不具合発生。3を行わず、xfontselを実行した時は正常 > でした。 そのフォントは、何というフォントですか。 フォントの .conf ファイルというのは、/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType /microsoft.ttfconf のようなものでしょうか。それとも、/etc/fonts/fonts.conf みたいなもの? とにかく、Vine 3.2 は新しいフォントが入ったとき、fonts.dir などを /etc/rc.d/init.d/xfs のスタート時にこんなふうに自動的に作成しています (一部だけ引用しますが、xfs 全体をお読みになっておいてください)。 buildfontlist() { for d in $(/usr/sbin/chkfontpath --list | cut -f 2 -d ':') ;do if [ -d "$d" ]; then cd $d # Check if we need to rerun mkfontdir NEEDED=no if ! [ -e fonts.dir ]; then NEEDED=yes elif [ "x$(find . -type f -newer fonts.dir \! -name fonts.cache-1 2>/dev/null)" != "x" ]; then NEEDED=yes fi if [ "$NEEDED" = "yes" ]; then rm -f fonts.dir &>/dev/null if ls | grep -i "\.tt[cf]$" &>/dev/null; then # TrueType fonts found... if ls | grep "\.ttfconf$" &> /dev/null; then mktcapdir $d *.ttfconf else ttmkfdir . >fonts.scale fi mkfontdir -e /usr/X11R6/lib/X11/fonts/encodings \ -e /usr/X11R6/lib/X11/fonts/encodings/large . &>/dev/null chmod a+r fonts.scale fonts.dir fi ですから、普通は新しいフォントを適当なディレクトリにコピーし、xfs を 再起動するだけで(X の再起動も必要かも)、他に何もしないでもよいのでは ないかと思います。池田さんの場合は、ご自分で mkfontdir などをなさった ために Vine が必要としている内容の fonts.dir などができなかったのでは ないでしょうか。もっとも、池田さんの場合、xfs にまかせておけば、本当に 十分かどうかはわかりませんけれど。 # 老婆心から付け加えておきます。私の経験というか記憶では、フォントに # よっては(xorg.conf あたりの設定にもよるのでしょうが)、xfontsel で # そのフォントを選ぶと、X がフリーズしてしまうことがありました。 # ほかのマシンから telnet で入って、shutdown することはできましたが、 # ローカルのマシンではまったくキーボードが利かなくなり、電源を切るより # ありませんでした。xfontsel を使うときは、お気をつけあれ。 -- 長南洋一