鈴木です。 今回は Security Team および Project Vine の確認不足により、一部の方に 御迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。 On Fri, 03 Feb 2006 01:57:31 +0900 (JST) 高瀬 昭治/TAKASE Shoji <taq@xxxxxxxxxxxxxxx> wrote: > sftpが突然使えなくなりました。原因はよく分かりません。 > /usr/bin にもありません。 > > locateすると、 > > taq@hannah[~] locate sftp > /usr/share/doc/proftpd-1.2.10/rfc/draft-bonachea-sftp-00.txt > /usr/share/doc/jman_pages-0.5/translation_list/vsftpd > /usr/lib/lftp/3.0.9/proto-sftp.so > > となっています。 > > opensshがいかなるものかも分かりませんので、sftpのinstall方法が理解でき > ません。ご教示いただければ幸いです。 errata 3x/20060201-1 の初出時(20050131-1)にopensshのサブパッケージが いくつか不足していました。このため一時的に apt のリポジトリが broken dependancy な状態になっていました。そのタイミングで upgrade を行った 場合に依存関係が解消できず、、(通常は)opensshが保留される状態になって いたと思います。 その後不足分のサブパッケージが追加されました(バージョンに変更はなく、 置き換えも発生していません)ので、現在は正しくアップグレードできるよう になっていると思います。 apt-get upgrade 時に、dist-upgrade を行い、かつ削除されるという確認メッ セージに対して Y と答えていた場合は、サブパッケージが削除されると思い ます。思い当たるフシはありませんか? upgrade の場合は消されたり入れ替わ ったりすることはありませんし、errata 適用のために dist-upgrade が必要に なることはありません。 # dist-upgradeは必要な場合(3.1->3.2などバージョンを跨ぐアップグレード等) # 以外では使わないようにしてください。期待しない削除や置き換えがおこり # ます。 なお、今回は Security Team および Project Vine の人為的ミス/チェックミ スが原因でしたが、mirror のタイミングや、ツリー更新のタイミングによって は、人為的ミス以外でもファイルが同様な状況が発生する可能性があります。 apt-get では自動的に保留したり、確認を促すことで事故を防いでいますが、 これらを回避されると問題が起こってしまいますので御注意ください。今後、 apt のツリー側のシステムでも自動チェックを行うように改良する予定です。 もし意図せず消してしまった場合は、openssh のサブパッケージ一式をインス トールすれば元と同じ状態に戻るとおもいます。 一式は、 # apt-get install ^openssh-* で追加できると思います。なお sftp は openssh-clients に入っています。 -- Daisuke SUZUKI <daisuke@xxxxxxxxxxx> GnuPG Fingerprint = 7DE6 9AC6 5E5B 1AF8 B38E 0992 90BF 4C09 7432 2CB0 Founder & President, Project Vine. http://vinelinux.org/ Founder & President, Vine Caves, Ltd. http://vinecaves.com/ President, Japan Linux Association. http://jla.linux.or.jp/
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