椎原さま 谷村です。DMにしようかMLに流そうか迷ったのですが、公益性があると判断してML に流します。 標準でサポートされていないclsやsty、または新しいフォント定義など独自にイン ストールするときには、その存在をls-Rというファイルに書き込んで、TeXシステ ムがその新しいファイルを見つけられるようにする必要があります。そのls-Rを作 成するのがmktexlsrというコマンドです。 従って、新しく何かを入れたときにはルート権限でmktexlsrを実行します。これが 私がvine-users:074276で示した第2の方法です。 しかし、この第2の方法だと、その新しくインストールした機能は、そのPCでのみ 有効になります。自分のホームディレクトリを他のPCへ持って行ったときとか、 バージョンアップなどでシステムを入れ直したとき、論文投稿時に使ったスタイル ファイルを同梱するとき(Elsevier Editorial Systemでは全てのスタイルファイ ルを含めるように指示されます)などは少々面倒なことになります。そこで、非標 準のスタイルファイルは論文原稿のカレントに置くようにすると、インストール作 業という面倒を回避できますよ、というのが第1の方法です。 > もともとelsart.cls > をおいたディレクトリ > /usr/share/texmf/ptex/platex/base/ > で > ルート権限で mktexlsr を実行する > としたら他のディレクトリでもelsart.lyx > のテンプレートが使えるようになりました。 mktexlsrはどこのディレクトリで実行してもかまいません。同じ結果を得られると 思います。/usr/share/texmf/ls-Rにelsart.clsが追記されたことと思います。 ls-Rに追記されたら、どこのディレクトリでもelsart.cls及びelsart.lyxが使える ようになっているはずです。 ご参考になれば幸いです。