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[vine-users:074713] SCIM+Anthy について

  • From: Seiichirou Babasaki <mindgear@xxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:074713] SCIM+Anthy について
  • Date: Thu, 15 Jun 2006 10:45:54 +0900
馬場崎です。

日本語入力にSCIMとAnthyをVineLinuxで使う場合のテキストが
あると良いかもと思って投稿します。

※2006年6月現在のVineLinux最新のパッケージを使うと想定します。
plus/ 収録
 anthy-7500b-0vl0.1
 scim-1.4.4-0vl0
 scim-anthy-1.0.0-0vl0
extras/ 収録(お好みで)
 scim-input-pad-0.1.1-0vl0 (※入力パッド)
 scim-tomoe-0.2.0-0vl0 (※手書き認識パッド)


■設定 1 setime
使用するユーザーでターミナルから $setime none (設定無し)としておいて、
かつ、~/.vine/system/ime を修正しておく
EMACS_IME=No_IM
XIM_PROG=scim <<ここもscimでよいらしい
JSERVER=localhost
WNN7_FRONT_END=kinput2
WNN6_FRONT_END=kinput2
WNN7_SERVER=localhost
WNN6_SERVER=localhost
CANNA_SERVER=unix
GTK_IM_MODULE=scim <<ここをscimに

■設定 2 ウィンドウマネージャーがGnomeやKDEだけの場合
[Gnome]
メニュー→
 「デスクトップの設定」->「拡張設定」->「セッション」
    -> 自動起動プログラムタブ
 [追加] scim -d
 [順番] 50

[KDE]
 ~/.kde/Autostart/startscim 744
 ※ファイルを作って権限を744に、以下の内容を記述
 #!/bin/sh
 scim -d
 ※※KDEならskimを使うという選択肢もありますが、VineLinuxには
 パッケージ収録されていません。またコンパイルにはsconsが必要です。
 (sconsとライブラリとソースがあればビルドして使えました)

■設定 2-2 その他のウィンドウマネージャーの場合
※以下の情報はやってみた経験で書きました
ホームディレクトリの ~/.bash_profile (bashの場合)の末尾に記述
 exec /usr/bin/scim -d &

■設定 3 環境設定
ホームディレクトリの ~/.bash_profile (bashの場合)に設定
(その他のウィンドウマネージャーの場合、exec /usr/bin/scim -d &
 より前に記述してください)
  # using SCIM
 export XMODIFIERS="@im=SCIM"
 export GTK_IM_MODULE="scim"
 export QT_IM_MODULE="scim"
 export XIM_PROGRAM="scim -d"
  # For OpenOffice.org
 export USE_XOPENIM=t
※scim のプロジェクトページ(英文)を読んだ感じでは、ここに
 QT_IM_MODULE="scim" と記述しても現状ではあまり意味が無いらしいです
 ただ、読み違いがあると嫌なので取りあえず入れてます。

■設定 4 キーボード
キーボードによっては「ひらがな/カタカナ」キーや「漢字/全角半角」キーが
あるのに使えなかったりします。
(ログ参照 [vine-users:072889]以下の投稿、特に [vine-users:072934]を
 参考にしています) 
キーのコードを調べて ~/.Xmodmap を作り、例えば「漢字/全角半角」を
認識させたいのなら次の内容を加えます。
 keycode 49 = Zenkaku_Hankaku Kanji 
キーボードでうまく認識できないものがあれば同様の操作が可能です。
※私は xev を使って調べています。

■起動と使用
再度ログインをすることで使えるようになります。
実験した私の環境ではウィンドウマネージャーに Gnome KDE fluxbox
 icewm xfce4 において、OpenOffice.org と Gnome1アプリ、
Gnome2アプリ、KDEアプリ、gnomeとkdeのターミナルで日本語入力が
可能になりました。
使用している範囲で日本語入力できなかったのは
FileRunner や tkNamazu などの tcl/tk系(?)アプリとktermでした。
他にもあるでしょう。

■Anthy仮名入力の設定(例)
私は仮名入力をしながら英数混じりの文章を打つことが多く、そして
ファンクションキーの無いキーボードを使っていますので次のような
カスタマイズをしています。
 Anthy→キーバインド設定
→「編集キー」
  *次の文字種に変換→削除して空欄
  *ひらがな変換→Control+Muhenkan を追加
  *カタカナ変換→Control+Shift+Muhenkan を追加
  *全角英数変換→Shift+Muhenkan を追加
  *英数変換→Muhenkan を追加
→「モードキー」
  *単独で Muhenkan を使っている定義があれば削除

かなを入力してから英数に変換するので、ちょっと変則的ですがモードを
行き来しないので「英数混じり文章」の時は便利に使っています。

■やり残したこと
これらの作業を setime スクリプトに含められないものかと思って
挑戦しましたが、力不足でした。

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>> Babasaki Seiichirou (Jap)
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