ウィンドウマネージャーFluxboxを愛用する馬場崎です。 今回の1.0-0rc0.1 バージョンアップに際しまして、気づいた亊、引っかかった事など をつらつら投稿しておきたいと思います。 いやそれにしても、なかなか楽しくなってきました。いよいよバージョン1.0も 間近な感じですね。 ■引っかかりポイント *セッションがすぐに終了してしまう??? → 以前のTipsで作った ~/.fluxbox/startup(755)というファイルが存在しているため これは、今回のドキュメントを詳しく読むと分かりますが、 ~/.fluxbox/startup(755) を使ってfluxboxが起動するように変わりました。 その為、以前(割と古い)のTipsに従って、起動時に実行したい(Dock)アプリケーション を記述した~/.fluxbox/startup(755)を作成し、これを ~/.fluxbox/init の rootCommand 行で指定して実行するような環境ですと、今回の新しいFluxbox起動の為 の~/.fluxbox/startupファイルが作成されず、従ってfluxboxが起動せずにセッション が終了してしまうため、このようなエラーになります。 まずは startup => startupApp などとリネームし、新しい startup ファイルを 得てください。新しい startup ファイルを読むと、背景設定や起動時に使用したい アプリケーションの登録例がコメントアウトされていることが分かるはずです。 起動時に実行したいアプリケーションをここに & 付きで並べるもよし、先に リネームした startupApp を実行するように書き込むのも良いでしょう。スタイル毎に 背景を変える必要が無ければ、startup ファイルで「最後の壁紙を表示する スクリプト」を書いたり、パターンで埋めつくしたりといった事も自由自在です。 (それぞれのStyleファイルのコメントアウトされた元のrootComand の内容を利用する こともできますね) (私のお気に入りはfbsetroot -mod 5 5 -fg rgb:62/70/85 -bg rgb:52/60/75 です) ■引っかかるかもしれないポイント *スタイル後方互換Vineツールを使おうとすると文字化けして読めない?? →ターミナルのエンコードをUFT-8にする必要があります これも今回のドキュメントを読む必要があります。 「UTF-8 対応強化」に関連してと思われますが、 /usr/share/fluxbox/change-init_rootcmd がUTF-8 で記述されています。 メニューからでは無く、事前にエンコードを変更したターミナルから利用する方 が良いでしょう。「エンコードの指定がよくわからない」という向きには mlterm を使って、ターミナル上で[Ctrl]+[右クリック]でGUIなメニューが出ます のでエンコードを変更してからchange-init_rootcmdをフルパスで実行します。 ※個人的にはもっと豪快に、~/.fluxbox/init の rootCommand 行を(空)にして、 ~/.fluxbox/に change-rootcmd や mk-rootcmds があれば削除してしまう事を お薦めします。特に自分用のスタイルを自作して利用しているケースでは、 今回から無理に rootCommand を使って背景を設定する必要が無くなったので、 そうしたものをすっかり ~/.fluxbox/startup に任せてしまう方が簡単に 思えるからです。 (あくまで個人的な好みを含んだ意見ですが) ※また、忘れてはならない事として (fluxtips.htmlに書かれています) change-rootcmd : (/usr/share/fluxbox/change-rootcmd)は、 『該当するスタイルファイル内に背景設定コマンドが無い時は、 背景を黒で塗りつぶします』 という動作をします。これは ~/.fluxbox/startup より後に実行されるため ~/.fluxbox/startup で指定した背景が上書きされることになります。 (実は私は忘れていました……汗 ^-^;) ( 「なんで急に真っ黒になったんだろう」と焦ってしまいました) …… こんなところです。 なんだか ~/.fluxbox/startup を使って『前回最後の壁紙を表示する環境』とか 作ったら楽しそうだな、などと考えていたりします。 -- __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/ ZON or MaruArt. >> Babasaki Seiichirou (Jap) E-Mail mindgear@xxxxxxxxxxxx Zaurus zon@xxxxxxxxxxxx __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/