こんにちは、川島です。
Vine 4.0/4.1 上の gnome-terminal で Anti Alias 処理を禁止する件の
まとめです。
* 動機
gnome-terminal 上でプログラミングなどの作業を行うと Anti Alias 処理
されたフォントがデフォールトのため、目が疲れることが多い。
kterm (ビットマップフォント)を使うことでこれは解決するが、kterm 上では
かな漢字変換がオンザスポット変換に対応していないため視線移動が必要に
なり、別の疲労を招く。
* 解決方法
1) システム全体で Anti alias 処理をオフにするには、
[デスクトップ] -> [設定] -> [フォント] の [フォントのレンダリング]
の項目で [モノクロ] を選ぶことで可能である。しかし、この場合には
gnome-terminal だけではなく他のアプリケーションも同設定になってしまう。
2) 環境変数やオプションの設定によって gnome-terminal のみを Anti Alias
処理オフにすることはできないようである。Adhoc な方法であるが、
gnome-terminal のソースに下記のパッチを当てることによって強制的に
Anti Alias 処理を禁止することができる。
(gnome-terminal-2.14.2-0vl2 で確認)
フォントの選択に関しては(個人的な好みであるが) gnome-terminal 上の
プロファイルの編集 -> フォント において、
フォント: Sazanami Gothic
サイズ : 11
を選ぶことでかなり kterm に近い視認性を得ることができた。
情報をお寄せくださった中川さん、TOYAMA さん、どうもありがとうございました。
==== gnome-terminal-noantialias.patch ====
--- src/terminal-widget-vte.c-dist 2007-03-13 16:19:22.000000000 +0900
+++ src/terminal-widget-vte.c 2007-03-13 17:03:01.000000000 +0900
@@ -556,7 +556,13 @@
const PangoFontDescription *font_desc)
{
g_return_if_fail (font_desc != NULL);
+/*++ kei
vte_terminal_set_font (VTE_TERMINAL (widget), font_desc);
+*/
+vte_terminal_set_font_full(VTE_TERMINAL (widget),
+ font_desc,
+ VTE_ANTI_ALIAS_FORCE_DISABLE);
+/*-- kei*/
}
gboolean
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Hiroshi Kawashima -- strolling programmer --
kawashima@xxxxxxxxx