たまたま最近Grubを調べた馬場崎です。 わたくし経験値は低いのですが、例えば別の視点から 「こういう構成になっていれば動作するのではないか」 ……というモデルを考えてみました。 ■ディスク構成 /dev/sda (hd0) ※基本を「P」、拡張を「EX」と表記します。 P1(hd0,0)--------WinXP(ラベル無) FAT32 *起動フラグとGrub P2----EX1(hd0,4) WinXP(ラベル無) FAT32 +--EX2(hd0,5) Vine3.2 (/) EXT3 *lilo +--EX3(hd0,6) SWAP (SWAP-sda7) swap +--EX4(hd0,7) Vine4.0 (/1) EXT3 ■MBRにインストールされたGrubのための menu.list のブロック ※このmenu.list 自体は (hd0,7) にあると仮定する (前略) title VineLinux4.0 root (hd0,7) kernel /boot/vmlinuz ro root=LABEL=/1 resume2=swap:/dev/sda7 vga=0x314 initrd /boot/initrd.img # /dev/sda8 上の /boot/vmlinuz と initrd.img を使用して起動する # ラベル「/1」を探してマウントし、制御を渡す # レジューム(サスペンド)にはスワップ(/dev/sda7)を使う title VineLinux3.2 root (hd0,5) kernel /boot/vmlinuz ro root=LABEL=/1 resume2=swap:/dev/sda7 vga=0x314 initrd /boot/initrd.img # /dev/sda6 上の /boot/vmlinuz と initrd.img を使用して起動する # ラベル「/」を探してマウントし、制御を渡す # レジューム(サスペンド)にはスワップ(/dev/sda7)を使う title VineLinux3.2-lilo root (hd0,5) # rootnoverify (hd0,5) savedefault chainloader +1 # /dev/sda6 上のブートローダーに制御を渡す # (後は関与しないので、カーネルパラメーターはlilo側の設定による) # ※一度Grubが起動して、次にliloが起動するような形になります # rootコマンドと rootnoverifyコマンド、どちらが適しているかは試して良いかと title windowsXP1 rootnoverify (hd0,0) chainloader +1 # /dev/sda1 上のブートローダーに制御を渡す。 # XP-proかXP-homeかで動作が違っていたような記憶がありますが(あいまい) # 以前にXP-Proでマルチブートを実現した時は、XP側の設定でブート画面が姿を # 見せてくれました。普段は見えないと思います。 title windowsXP2 rootnoverify (hd0,4) chainloader +1 # /dev/sda5 上のブートローダーに制御を渡す。 # 同上。NT4.0を使っていた時に思った事ですが、Windows同士のマルチブートは # Windows側でやらせるのもいいかもしれません。 (終わり) #==================# ……こんな所でしょうか。 マルチブートを実現する方法となれば他にも選択肢はあって、どう運用したい かで違ってくると思います。 私はWindowsとのマルチブートの時はMBRにインストールせずにVineLinuxパーティ ションの頭にインストールし、@ITなんかで紹介されているWindowsXPのブートローダー に設定する方法を採っていました。この時、どちらにもWindowsXPのエントリを 加えています。すると、何もしなければWinが、Linuxを選ぶとGrubに切り替わり、 ここで何もしなければVineですが、そこでもう一度「やっぱりWinを使う」と戻る事も 出来るという、妙なメニューを作って運用していました。 その後はさらに手を抜いて「FDを入れるとLinux」とか「CD-ROMにGrub」と一通り 遊んでいます。 -- __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/ ZON or MaruArt. >> Babasaki Seiichirou (Jap) E-Mail mindgear@xxxxxxxxxxxx Zaurus zon@xxxxxxxxxxxx __/__/__/__/__/__/__/__/__/__/