長南です。 武田さんのメールより [vine-users:076572] > > Vine 4.1で、apt-get install kernel-sourceでインストールしたカーネル > ソース(2.6.16)をコンパイルしたあと、make installすると以下のように > 止まります。 > > sh /usr/src/linux-2.6.16/arch/i386/boot/install.sh 2.6.16-0vl68custom > arch/i386/boot/bzImage System.map "/boot" > /usr/src/linux-2.6.16/arch/i386/boot/install.sh: line 54: > /etc/lilo/install: No such file or directory > make[1]: *** [install] Error 127 > make: *** [install] Error 2 わたしも試しにカーネルのコンパイルをやってみました。 おっしゃるとおり、make install で上ののようなエラーが出ましたが、 vmlinuz や System.map は問題なく /boot にコピーされていました。 つまり、エラーは出るものの、カーネルのインストールは曲がりなりにも 成功しています。 上のエラーメッセージは /etc/lilo/install が存在しないと言って います。Vine 4.x はデフォルトのブートローダに GRUB を使うことに したわけですから、こうなるのも当然なのでしょう。と言うか /usr/src/ linux-2.6.16/arch/i386/boot/install.sh に古いところがまだ残っている ということではないでしょうか。Vine はカーネルの構築には mkkpkg の 使用を推奨していますし、昔ながらのやり方で make install しても、 致命的なエラーが出るわけではない。それで、改良されないままになって いるのだろうと思います。 > install.shの中身を見ると、ほかのディストリビューションではある > /sbin/installkernelが、Vineではないためにこけているようでした。 /usr/src/linux-2.6.16/arch/i386/boot/install.sh を見ると、こんなふうに 書いてあります。 # User may have a custom install script if [ -x ~/bin/${CROSS_COMPILE}installkernel ]; then exec ~/bin/${CROSS_COMPILE}installkernel "$@"; fi if [ -x /sbin/${CROSS_COMPILE}installkernel ]; then exec /sbin/${CROSS_COMPILE}installkernel "$@"; fi installkernel はなくても問題ないみたいですね。installkernel が 存在すれば、以後そちらのスクリプトが実行される、存在しなければ、 install.sh が先へ進むというだけで。 > installkernelはCentOS4.4ならmkinitrdに含まれているようですが、 > Vineではどのパッケージに含まれているのでしょうか? というわけで、存在しないのではないでしょうか。どこかのパッケージに 入っているのかもしれませんけれど。 -- 長南洋一