こんばんは、芳賀です。 長南さんの説明のおかげで、仕組みが分かりました。印刷する物の mime タイプと「コスト」に応じて使用されるフィルターが決まり、その フィルターの中で実際に印刷されているということなんですね。 それに、対処療法も分かりました。フィルターの中で使われている "mpage" コマンドの "-m" オプションの値を変えれば希望するマージ ンが得られますね。 ただ、妙なのは、"lp" コマンドの "-o" オプションの使われ方です。 メールをいただいてから、以下のコマンドを試してみました。 $ lp -o page-left=60 -o page-border=double .bashrc これは 「左マージンを 60pt 確保し、用紙の周囲に2本の枠線を印刷 する」 オプションです。すると以下の結果になりました。 (1) 2本の枠線が、用紙の左端から 2.1cm ほど離れた位置から印刷 されました。 (2) .bashrc 内のテキスト自体は、用紙の左端から 8mm ほど離れた 位置から印刷されました。 この結果からすると、"-o page-left=60" オプションは効いていないわ けではなさそうです。ただ、長南さんも指摘なさっていますが、使用 されるフィルター cjktexttops には "-o page-left=xx" オプションが渡っ ていません。また、使われている mpage コマンドには "-P-" オプション が指定されていますから、mpage の出力、つまり PostScript 形式のファ イルは、man ページによると、標準出力に送られるようです。てことは、 実際の印刷は別の箇所ってことですよね。 と、ここまで書いて思い出したことがあります。以下のオプション、 * -o cpi=xx * -o lpi=xx * -o columns=xx * -o page-left=xx, -o page-right=xx, -o page-top=xx, -o page-bottom=xx * -o prettyprint は、http://www.cups.org/documentation.php/options.html の説明によれば、 テキストオプションと呼ばれており、 CUPS supports several options that are only used when printing plain text files. These options have absolutely no effect on PostScript, PDF, HP-GL/2, or image files. CUPS では、プレーン・テキストのファイルを印刷するときにだけ使われる オプションがいくつか用意されています。このオプションはどれも、PostScript、 PDF、HP-GL/2、画像のいずれに対してもまったく影響を与えません。 だそうです。 ということは、cjktexttops フィルターからの出力が PostScript になっているから、 lp コマンドで "-o page-left=xx" オプションを指定しても無視されるということ でしょうか。 --芳賀