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[vine-users:077556] Re: Cyrus-IMAP の設定

  • From: Shinichiro HIDA <shinichiro@xxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:077556] Re: Cyrus-IMAP の設定
  • Date: Sat, 01 Sep 2007 08:50:42 +0900
飛田です。

気づいた所を捕捉します。

>>>>> In [vine-users : No.077543] 
>>>>>	"miyao" <miyao@xxxxxxxxxxx> wrote:
> 宮尾です
> 現在、インターネットを見ながら Cyrus-IMAP をVine4.1
> にインストールしているのですが、IMAP のユーザーを
> 登録しても、メールボックスが作成できないので、おかしい
> と思い、/var/log/messege の中を見たところ、
> 【ログ】
> Aug 30 17:42:51 wing-server pop3[2778]: unknown password verifier

せっかく imap 使えるのに pop3 でアクセスするのはなにか理由があるのです
か? で、この pop3[2778] というのは cyrus のですか? cyrus-imapd はインス
トールされたようですが、pop3d は何を使っておられるのですか?

もし、pop3d が cyrus の物でないなら当然ながらこのエラーは cyrus-imapd
とはまったく無関係です。

また、/etc/cyrus.conf というのがあるのではないかと思いますが、その中身
は確認されましたでしょうか?

telnet localhost 110 とかやってみるとなんかわかりますかね?

;; ちなみに手元の Debian の cyrus-imapd ではログ(/var/log/mail.log)には
;;
;; Sep  1 08:25:00 lune cyrus/imap[3445]: [...]
;;
;; のように記録されます。

unknown password verifier パスワード認証方法がわかんない、と言っている
ように思います。もしこれが cyrus の pop3d ならそれ用の設定ファイルを確
認しましょう。

> Aug 30 17:49:01 wing-server saslpasswd2:
>       setpass succeeded for miyao
> Aug 30 17:49:01 wing-server saslpasswd2:
>       error deleting entry from sasldb: DB_NOTFOUND: No matching
> key/data pair found
> Aug 30 17:49:01 wing-server last message repeated 2 times
> SASLの設定がおかしいと怒られていました。

ここは、

 saspasswd2 がerror deleting entry from sasldb - sasldb からエントリを
 消そうとして失敗した。その理由は DB_NOTFOUND で、その内容は、No
 matching key/data pair found - 一致する key/data のペアが見つからなかっ
 た。

という事だと思います。なので、saslpasswd2 -d hoge とやった時のエラーで
はないでしょうか? 実際どういうコマンドが発行されたのか、その時の db の
中身はどうだったのかとか、などはわからないのでなんとも言えませんが。

> 作業は下記の様に設定したのですが、どこが悪いのでしょうか?

[...]

配送する postfix 側で気になった点を

> [root@wing-server root]# postconf -n

[...]

> mailbox_transport = cyrus
> fallback_transport = cyrus

これ、master.cf の cyrus のエントリはどうなってますか?

最近のだと lmtp 使った方が良いのではないかと思いますが。

mailbox_transport = lmtp:unix:/var/run/cyrus/socket/lmtp

うちの(Debian)はこんな感じです。

あと、smtp-auth する場合には sasldb2 のパーミッションが問題になる場合が
あります。 postfix が sasldb2 を読めるのかどうかを確認して下さい。

必要なら sasldb2 を group readable にして postfix から読めるようにする、
などの処置が必要な事もあります。

また、postfix が chroot されている(main.cf, master.cf を確認)ならそっち
に sasldb2 がないと読めなかったりする事もありますので注意が必要です。
		  
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  Shinichiro HIDA  shinichiro@xxxxxxxxxxxxx
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