長南です。 自分のメールを読み返してみたら、わかりにくい書き方をしていました。 もうちょっとはっきりした言い方をしてみます。 わたしのメールより [vine-users:078049] > > 説明がほとんどないのは、amvisd の設定以外、何もしなくてもよいからだと > 思います。 その amavisd の設定とは何なのか、ですよね。amavisd は最初から spamassassin が使えるようになっているようです。ですから、設定が 必要になるのは、むしろ spamassassin を使わない場合。使う場合は 原則として何もしないでよい。実際、amavisd-new-2.5.2-JP.tgz 同梱の /etc/amavisd.conf では、こんなふうに問題の部分がコメントアウトされて いるので、このままにしておけばよいわけです。 # スパムチェックをしない時にコメントを外す # @bypass_spam_checks_maps = (1); # controls running of anti-spam code # $bypass_decode_parts = 1; # controls running of decoders&dearchivers 御存じでしょうが、ついでに書いておきます。/etc/amavisd.conf の clamav 関係の部分については、コメントにも書いてありますが、一ヶ所 変更する必要があります。/etc/clamd.confで LocalSocket /tmp/clamd.socket となっていたら、それに合わせて、下記の /var/run/clamav/clamd を /tmp/clamd.socket に書き換える。 # ### http://www.clamav.net/ ['ClamAV-clamd', \&ask_daemon, ["CONTSCAN {}\n", "/var/run/clamav/clamd"], # amavisd-new-2.5.2-JP.tgz のインストーラ amavisd_install.sh は # /etc/amavisd.conf のパーミッションを 555 にしますが、なんで # 444 じゃないんでしょう。とにかく、amavisd.conf を編集した # ときは、w ビットを立てたままにしないように気を付けること。 > もし、人間が見れば一目で Spam とわかるメールに X-Spam-Flag: といった > ヘッダがついていないということなら、スパム関係のヘッダを付けることに > なっている点数より、spamassassin がそのメールにつけた点数が低いからだ > と思います。 それから、spamassassin は sa-learn --spam(or ham)でかなり鍛えて やらないと、こちらの期待するような検出をしてくれません。 また、/usr/share/doc/spamassassin-3.1.8 にある sample-japanese-local.cf を /etc/mail/spamassassin/local.cf と入れ換えると、かなり利口になったと 記憶しています(/etc/mail/spamassassin/README.vine を読むこと)。 取りあえず、spamassassin にメールが渡っていることを確かめるには、 /etc/amavisd.conf で $sa_tag_level_deflt = -10 とでもしてみれば よさそうです(後で元に戻しておくことを忘れずに)。そうすれば、 たいていのメールに Spam 関係のヘッダがつくと思います。そのとき /var/log/maillog を見れば、spamd と連動しているのがわかるはずです。 -- 長南洋一