田添 一哉と申します。 On Sat, 19 Dec 2009 19:52:30 +0900 ロレンス <lawrence68z80@xxxxxxxxx> wrote: > ※この投稿の趣旨:インストールCD1枚の方針の復活を(DVD版廃止を)。 CD-ROM 版の継続はあり難いですが、DVD版を廃止する意味はどのようなことか らでしょうか? CD-ROM ドライブしか搭載していないマシンがあることは確かにありますが、 そういったスペックのマシンを活用するには、そろそろ厳しい状態ではないか、 と当方は考えています。 Vine Linux だけではなく、OS の供給メディアとして DVD-ROM となりつつあ る現状で、あえて DVD 版を出さない理由というのは、思いつかないです。使い 方、ということになると思いますが、私自身は、CD-ROM 版と DVD-ROM 版の平行 提供されることを望みます。ネットワークの利用にかかる負担がある程度改善さ れてきてはいますが、大量のファイルコピーが発生するような用途は、Local で 完結できれば、それにこしたことはないと思います。 > (2)持てる者・持たざる者 > > ・自宅で眠る、古いWindowsマシン。完動品だが、Windows機としては役目を終 > えて他に使い道を・・・そこで、Linuxを知り、低スペックマシンの復活に > Vineを入れる。 すべてを否定するつもりはありませんが、必ずしも低スペックマシンの復活に 役立つ、とは限らない現状になりつつありませんか。手持ちの一部のマシンで は、Vine Linux 4.x でもなかなか厳しいと感じてきています。 クライアント用途で使う場合に、インストールにメモリ 256MB を要求される 現状で、DVD-ROM ドライブを利用できない環境というのは、私は考えにくいで す。Note PC の用に、接続方式を制限される場合には、USB ブートやネットワー クマウント等の方法にて、DVD-ROM ドライブを利用可能にすることができるので はないでしょうか? 一定の線引きは、必要となるように思います。 > (3)結論 > CDドライブしかない、古参PCの復活、持たざる者へのPC利用選択肢とし > てVine の存在意義は大なるものが有る。今、Linux専門誌ではUbuntuの話題で > 持ちきりである。Ubuntu専門誌か?と思うくらい、世はUbuntuブームである。 > Vineの活路はアプリてんこ盛りのUbuntu とは一線を画し、CD1枚のシンプル > で軽快な環境を構築して、”後から”必要なパッケージを aptコマンドで入れ > て、自分のお気に入りの環境に仕上げていくのがVineのVineらしい活路では無 > いか? 果たしてどうでしょうか?そのような使い方があることを否定するつもりはあ りませんが、Ubuntu へのアンチテーゼとしてだけの理由を述べられているよう に感じられます。CD 一枚で完了するといわれていますが、不足するパッケージ をネットワークから入手することになれば、ネットワーク帯域確保も必要になっ てきます。多くのユーザーがネットワークインストールを行うようになれば、 サーバーサイドの負荷も高くなり、Project Vine 側の負担も大きくなってしま うように感じられます。 --------------------------------------------------------------------- 田添 一哉(Tazoe Kazuya) called by ThinkPad Lover http://www.thinkpad-lover.org