小笠原と申します。 ぶっちゃけ個人的関心は Linux の「Desktop 印刷」でしかないので (TeX で PS で打てればいいという人はまあご自由に)、その立場で この ML を読んでました。 が、やや気になったので口を出します。 まず「そもそも」論として。 そもそも、Vine の将来がどうなろうとどうでもよいことでは ありませんか? 続けられなくなるほど苦痛だったら止めちゃ えばいいんじゃないですか? フリー OS ってそんなに頑張っ て続けなければいけないもんでしょうか? 作っている人が楽しくて使っている人が楽しければそれでいい。 他の distro と競争する必要がなんであるんでしょうねえ。 そこがそもそもわからんです。 # ま、みんな自転車小屋の議論は好きだということでしょうね。 # 私も含めて。 > 先に書いた「Wind○ws server 2○○○」的な切り口で、そういう用途の > リプレイスを狙っているのが Ubuntu ではないですか? <snip> > 最近は Watching もしていませんけど。 見てないなら何も引き合いに出さない方が、議論がブレないし いいと思うんですけどね。 私は Ubuntu ユーザですが Server 版にはまったく興味がないので あまり真面目に追ってませんが、それでも分かるのは Ubuntu Server は Windows Server をライバルと考えていないということ です。 ちょっと考えれば分かりますが Windows Server という商品は、 IIS と Active Directory Server などの「デスクトップ版では絶対 に提供していない機能」を提供することにあります。 # ご存知のとおり、Windows 7 などのデスクトップラインには # サーバ機能は有償でも入れることができません。 # これはニーズがあるところには高い商品を売りつけようという # ビジネス判断ですから悪いことではないです。 ## 蛇足ながら 32bit の PAE もデスクトップでは 4GB まで。 だからそもそも無償で全部入り (リポジトリを含めて) な Linux は Windows Server に対抗して Server Edition なんてものを作る 意味がないのです。つまり Windows Server と Ubuntu Server は 意味づけがまったく違う。 ではなぜ別にあるのかという話は知らないので避けますが、違う ものを持ってきての議論はあまり説得力がないなあ、とは思った ので書き込ませていただいた次第。 # 私の想像は Sakai さんと同じです。Desktop と分けることで # それぞれ CD 1 枚に収めるようにした。せっかく分けたから # インストールオプションも変えた。きっとそんなとこでしょ。 # あとはサポートライフタイムの問題。 # 現に Ubuntu のデフォルトは CD であり DVD は Additinal # Language Pack 入りの傍流という扱いで、デスクトップ版しか # ないです。 まあ、「MS 路線」というと単純な機能拡大というのは短絡に 過ぎますのでそれは止めた方がよろしいのではないかと。 最後にプロジェクト部外者としての私の意見としては、今の Vine 5 のやり方でまったく問題ない、です。 ただ、 - ネットワーク環境を当然として CD を「推奨」するか、 - DVD ドライブを当然として DVD を「推奨」するか は議論の余地はあると思います。 あと Netbook 向けに LiveUSB とか考えたくなりますが、まあ、 それは部外者の戯言です。忘れてください。 [以上] -- Naruhiko Ogasawara (naruoga@xxxxxxxxx)