大里です。 > On Tue, 11 May 2010 03:02:44 +0900 > "R.Miyazaki" <bbmiyazaki@xxxxxxxxxxx> wrote: > > たしかに "eth?:……" という文字列を出すドライバは比較的多いですが、あく > > まで傾向的に多いだけなので、via-rhine には通用したけど、いつでも使える > > 汎用的な手段ではありませんから、ご注意を。 > > /sbin/ifconfigを使えば良かったのかもしれないですが単純に思いつきませんでした。 > dmesgを見るのは昔買ったカール・スムーゲン著Linux独習24時間:ピアソン出版だった > かで「何かおかしいと感じたらdmesgを見てみると解決のヒントが得られるでしょう。」 > とありそれで覚えました。付録にRedHatLinuxとVineLinuxのCDが付いていてとても良い > 本でした。 失礼しました。 普段から dmesg をよく見る習慣をお持ちで、その NIC のドライバが dmesg にど のように表示されるかをご存じだったからですよね。 ま、ifconfig で "lo もない" ことが分かれば、eth0 の up に失敗したわけじゃ なくて、そもそも初期化プロセスが走ってないことにすぐ気付いたかも……という のは結果論で。 で、それとは別のお話で、 「ネットワークインタフェースの認識確認には "dmesg | grep eth" する」 みたいなことを一般的ノウハウとして書いているサイトがあまりに多いので、もしか してそういうネタを仕入れたのかな?と、ちょっとお聞きしてみたかったのです。 少し長くなりますが、たまたま今、私の手元で動いている2台の NIC 4種の情報。 マシンA kernel-2.6.18(Xen付) kazz@mercury:~$ /sbin/lspci | grep "Ethernet controller" 00:10.0 Ethernet controller: Intel Corporation 82557/8/9/0/1 Ethernet Pro 100 (rev 08) 00:11.0 Ethernet controller: Altima (nee Broadcom) AC9100 Gigabit Ethernet (rev 15) (1) Altima/Broadcom の Tigon3 (ドライバは tg3) を eth0 に割り当て。 (2) Intel の PRO/100 (ドライバは e100) を eth1 に割り当て。 マシンB kernel-2.4.35(ぁぅ古っ!^^;;) kazz@imagine:~$ /sbin/lspci | grep "Ethernet controller" 02:0a.0 Ethernet controller: 3Com Corporation 3c905B 100BaseTX [Cyclone] (rev 24) 02:0d.0 Ethernet controller: Intel Corp. 82540EM Gigabit Ethernet Controller (rev 02 (3) Intel の PRO/1000 (ドライバは e1000) を eth0 に割り当て。 (4) 3com の Cyclone (ドライバは 3c59x) を eth1 に割り当て後 ppp0 に付け替え。 そして、dmesg を見ると (1) に関する部分 tg3.c:v3.96-1 (November 21, 2008) eth0: Tigon3 [partno(AC91002A1) rev 0105 PHY(5701)] (PCI:33MHz:32-bit) 10/100/1000Base-T Ethernet 00:40:f4:46:f7:87 eth0: RXcsums[1] LinkChgREG[0] MIirq[0] ASF[0] WireSpeed[1] TSOcap[0] eth0: dma_rwctrl[76ff000f] dma_mask[64-bit] (2) に関する部分 e100: Intel(R) PRO/100 Network Driver, 3.5.10-k2-NAPI e100: Copyright(c) 1999-2005 Intel Corporation e100: eth1: e100_probe: addr 0xdf111000, irq 5, MAC addr 00:50:45:00:6A:57 (3) に関する部分 Intel(R) PRO/1000 Network Driver - version 7.3.20-k4 Copyright (c) 1999-2006 Intel Corporation. e1000: 02:0d.0: e1000_probe: (PCI:33MHz:32-bit) 00:e0:81:51:2f:f7 e1000: eth0: e1000_probe: Intel(R) PRO/1000 Network Connection e1000: eth0: e1000_watchdog: NIC Link is Up 1000 Mbps Full Duplex, Flow Control: RX/TX (4) に関する部分 3c59x: Donald Becker and others. www.scyld.com/network/vortex.html 02:0a.0: 3Com PCI 3c905B Cyclone 100baseTx at 0x2000. Vers LK1.1.18 となります。 それぞれのドライバから個別に発せられる情報なので、表示される書式も情報量も 全く違います。 Donald Becker さんは、3com 系のドライバにはよほど自信があるのでしょうか "dmesg | grep eth[0-9]" では 3c59x に関する情報は引っかかりません。 宮崎さんは dmesg をよくご覧になっていて、via-rhine のメッセージを知ってい たから dmesg | grep eth とされたわけで、それは妥当なアプローチなのですが。 いっぽう、汎用ノウハウとして "dmesg | grep eth せよ" と書いちゃってる人は、 きっとどこかの引き写しで書いただけで、じつは dmesg を見てないんだなぁ、ソー スも読んでないんだなぁと、常々感じたりしています;-) -- ; kazz _______________________________________________ vine-users mailing list vine-users@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx http://listserv.linux.or.jp/mailman/listinfo/vine-users