岩井です。 2010年11月11日2:45 佐藤陽平 <teri3@xxxxxxxxx>: > Anthy について一つお尋ねしたいことがあります. > かねてより Debian の Anthy と変換が違うと感じていたのですが, > ソースを見ると anthy-ut-patches という辞書が入ってました. > この中には,はてなキーワード由来の単語が大量に含まれてます. > 単純に,はてなキーワードと重複する単語の数を調べてみましたが,14万ほどありました. > > http://d.hatena.ne.jp/keyword/はてなキーワード一覧ファイル > > には > >> 私的利用の範囲内ではご自由にご利用いただいて構いません > > と同時に > >> 商用利用に関しましては別途はてな社内にてその利用可否について >> 検討させていただきますのでサポート窓口までお問い合わせください。 > > とあります。 > こんなことを書いているはてなが GPL 化を認めると思えないのですが, > 許可を取った上での GPL なのでしょうか? まず、authy-ut-patchesに関しては、upstreamがGPLと主張しているから、 それをそのまま鵜呑みにしてVine Linuxでも採用しているんだと思います。 # それぞれのプロダクトが主張しているライセンスを疑うことは、 # 今回佐藤さんが問題提起してくれたりするように、何かのきっかけが # なければ検討されません。 ところで、はてなキーワードの話ですが、はてなキーワードをそのまま anthy-ut-patchesにもってきている場合は黒でしょうね。 別途はてな社のその主張が妥当であるのかという検討はできるでしょうけども。 次に、はてなキーワードのみからupstreamの人が選別して収録している のであれば、判断は難しいところでしょうけれども、黒に近いグレーかな、 という気はします。 また、はてなキーワードのみではなく、語彙集の一つとして使っているだけなら、 これはさすがに問題ないようには思います。 これが問題だとすれば、辞書を作れませんので。 # もちろん比率とかあるだろうけど、そこは法廷でしか結論でないはず。 # 当然、プロダクトとしては安全側に倒して使わないという選択はあり。 基本的に 「とうろく→登録」 「はんい→範囲」 などの、単独の組み合わせに関しては著作権は発生しません。 で、無数にあるその組み合わせのうち、誰かが選別してひとまとまりの辞書と した場合、編集著作権かデータベース著作権として著作権法より著作物性を 認められることになるはずです。はてな社が主張している法的根拠はここでしょう。 そこで佐藤さんの調査結果を伺いたいのですが、anthy-ut-patchesについては 上述の3形態のうち、どの形態なのかわかりますか? -- いわい _______________________________________________ vine-users mailing list vine-users@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx http://listserv.linux.or.jp/mailman/listinfo/vine-users