加藤です。 たいへんな亀レス、かつ本題からそれた話題になりますが... Thu, 18 Nov 2010 10:07:20 +0900 付 Munehiro Yamamotoさんのメールより引用: > みなさんが GNU 牛さんを愛されていることがよく分かりました :) emacs (というより GNU 全般)のシンボルキャラクタ (http://www.gnu.org/graphics/gnu-head.jpg)) は、絵ヅラ的に二本の角が牛を 思わせますが、特徴的なあごひげ(typical beard)からもわかるように、牛さん ではなくヌーさん (gnu = wildebeest)です。 (http://www.nationalgeographic.co.jp/animals/mammals/wildebeest.html) ヌーは牛と同じウシ科の動物ではありますが、ヤギのようなあごひげ、ウマのよ うなタテガミとしっぽ、カモシカのようなスレンダーな肢体で、首が短くずんぐ りとした体形の牛とは、外見的にも随分違っています。 又、ヌーは雄の成獣の最も大きな個体でもせいぜい 300kg 前後であるのに対 し、牛の方はホルスタインの雄で 1t 前後と、体格的にも随分違っています。 (野牛 (バッファロー)と呼ばれているバイソンや水牛は、ホルスタインと同等以 上、ウシとしては小柄なジャージー種でも 700kg 程度(それぞれ雄の成獣の場 合)です) 一般的に"牛"とよばれる動物は分類学的には、"ウシ科 - ウシ亜科 - ウシ族" に属し、乳牛や肉牛、農耕牛などの飼育牛、ヤクや、野牛(バッファロー)と呼ば れるバイソンや水牛も、全てこの範疇に納まっています。 分類を一つ遡って "ウシ亜科" まで範囲を広げてしまうと、"ヨツヅノレイヨ ウ"など、どう見てもウシとは呼び難いものまで含まれてしまいます。 一方、ヌーの方は、"ウシ科 - ブルーバック亜科 - ハーテビースト族" に属し ます。 ちなみに、ヤギ、ヒツジ、カモシカは、"ウシ科 - ヤギ亜科" の、それぞれの "属" に属しています。 ("亜科" にちなんで言うと人間は "ヒト科 - ヒト亜科" に、ゴリラやチンパン ジーやボノボは "ヒト科 - チンパンジー亜科" に属するそうです) というわけで、自分をチンパンジーと混同されたくない人は、是非、ヌーさんと ウシさんも区別してあげて下さい。 # GNU emacs のヌーさん好きの人には、 # http://www.gnu.org/graphics/ のリンク先に、様々な画像が置かれているよ # うです。 # http://www.shellinfosight.com/newsarticle/6633 ← こちらはかっこい # いリアル・ヌーさんの画像、 # http://www.youtube.com/watch?v=HYM6LqDJLiM ← こちらはちょっと感動 # 的な「ヌーの大移動」中のひとコマです。(チーターさんにはちょっとお気の # 毒...) -- 加藤 雅 <mkato@xxxxxxxxxxxxx> http://okatanainfo.web.fc2.com/ http://www2.odn.ne.jp/add10/fluxbox/ _______________________________________________ vine-users mailing list vine-users@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx http://listserv.linux.or.jp/mailman/listinfo/vine-users