でん@元H"利用者です。 すみません、AirH" は使った事が有りませんが H" (MC-6550) での 接続については幾らかお伝えできますので解る範囲で記述します。 以下はあくまでも、MC-6550を使った時の覚え書きをまとめたもの なので、AirH"向けには多少無理があるかもしれませんが、お役に 立てばと思いresしました。 > 過去のメイリングリストを調べてみたのですが > AirH"でもできることまでしか触れておらず、私のように > 一度使えたのに、使えなくなった事例は見つけることができませんでした。 AirH" に限らず、ダイアルアップ接続をするのですからモデムとの 接続がまず第一になります。たとえば規定の値ではダイアルアップの 口として /dev/modem が利用されますが、これはモデムが何処のシリアル ポートに繋がっていても 「仮想的に同じ場所を指す為の別名」です。 これは以下の様に確認できます。 % ls -l /dev/modem lrwxrwxrwx 1 root root 11 Nov 11 2002 /dev/modem -> /dev/ttyS14 % _ この例ではシリアルの /dev/ttyS14 ポートにモデムが繋がっています。 このポートが正しい位置を示すかどうかがまず第一歩目になるかと思います。 そこで以下のチェックをします。 % /sbin/dmseg Linux version 2.2.17-0vl10 (root@xxxxxxxxxxxxx) #1 Sat Oct 14 20:57:17 JST 2000 Detected 233866 kHz processor. Console: colour VGA+ 80x25 Calibrating delay loop... 466.94 BogoMIPS Memory: 127560k/131072k available (1328k kernel code, 412k reserved, 1696k data, 76k init) [ 途中省略 ] Loading Lucent Modem Controller driver version 5.97a Lucent Modem Interface driver version 5.95 ttyS14 at 0xe400 (irq = 11) is a <NULL> [ 以下省略 ] これはオンボードのPCIの場合ですが、PCMCIAカードもしくはCFカードの場合 同様に近いメッセージとして、/var/log/messages の中に記述を見付けられると 思います。これらの記述と内容を以下の情報と比較します。 [$HOME/.ppxp/conf/XXXXX.conf が 設定の保存ファイルの場合] % grep "set LINE" $HOME/.ppxp/conf/XXXXX.conf set LINE /dev/modem ここで表示されている /dev/modem がモデムとの接続名になります。 なお、ここで表示されるモデムの宛先は tkppxp の QuickDialup にある「標準設定タブ」内にある「デバイス名」に同じで、実際には ダイアルを行うコマンド文字列を何処に送るかを指定するものです。 # 古い人には「ATコマンドを投げる先」と 言うと解りやすいのかもしれない。 ここまで来たら後はダイアルの仕方なんですが、AirH"としてのポイント は電話のかけ方にあります。 単純には電話番号だけで良さげですが、実はそうでは有りません。 AirH" も個となる値だと思いますが、H"の場合でも32K/64Kで 設定が異ります。実際には以下のような形で記述します。 このため VineNに標準の PPxP の場合、ダイアル形式の指定として 「Piafs」を指定せずに、わざと「Tone」を定義したりします。 [ 電話番号が 01-234-5678 の場合] 01-234-5678##3 PIAFS/32K 01-234-5678##4 PIAFS/64K AirH" [SII社 P300型の場合以下のWebページでダイアル形式の切替え 番号を説明しています。手もとにあるマニュアルにもあるかも しれませんが、私はユーザではないのでここでしか確認していません。 -> http://www.sii.co.jp/mc/tokuban.htm その他が通常のダイアルアップと変わりません。 次回のダイアルアップの為に接続ができたら、一旦設定を保存して 次回利用時は再度読みだし利用する事でダイアルアップ接続は 可能になるでしょう。一度ダイアルできているのであれば、 ダイアル方法というより、設定の保存、再利用ができていないの かもしれませんね。 以上 ==== でん / Masaharu "DENSUKE" Nagata E-Mail: densuke@xxxxxxxxxxxxx