岡本@大阪医科大です。 このたび発表されたKernel 2.4.22では、HFS+がサポートされたようですが、 この HFS+ のドライバーが HFS+ Linux driver (http://www.ardistech.com/hfsplus/) で公開されていましたので、これを Vine 2.6 の Kernel 2.4.20-0vl29.1 に組み込んでHFS+のファイルを読み書きできることを確認しましたので報告します。 kernelに付属のパッチを当てて、/usr/src/linux/fs/にソースhfsplus/を置いて、 その中のhfsplus_fs.hの最後の方に出てくる、 #if LINUX_VERSION_CODE < KERNEL_VERSION(2,4,21) #define new_inode(sb) ({ \ の部分を KERNEL_VERSION(2,4,19) に変更してカーネルとモジュールをrebuildすると、 hfsplus.o というモジュールができます。これを使って mount -t hfsplusのように するとHFS+ファイルの読み書きが出来ました(ただし、まだexperimentalだそうです)。 ただし、ファイル名はUTF8で入っているため、日本語ファイル名もUTF8で表示され、 lvなどで変換しないと読めません。そこで、kernelにあるNLSを使って UTF8を変換するパッチを作りました(VFATのiocharsetと同じような指定でおこないます)。 http://www.osaka-med.ac.jp/~med012/HomePage/Vine25/mac/ にそのパッチとインストールに関して書いてあります。よろしければお試し下さい (ただしモジュール、パッチともに動作は無保証です)。 -- Akihiro Okamoto (med012@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx) Osaka Medical College, Biochemistry http://www.osaka-med.ac.jp/~med012/HomePage/