花井@京都です。 From: "Satoshi I.Nozawa" <snozawa@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx> > iBook G4 に Vine-3.1 をインストールしています。インストール時に > linux-novideo のカーネルを選び、X も 8bpp でしか使えませんでした。 いろいろ改善の余地があるのではないかと思います。 > 起動時には linux video=ofonly としています。そのためか 16,24bpp では X > が立ち上がりません。yabootconfig では MacOS X の領域の設定がうまくいっ > ていません(起動時に Option キーを押した方法で対応しています)。 パーティションの設定で、Apple_Bootstrap は用意されてますか? Vine の 起動パーティション設定ユーティリティ xybin が立ち上がれば(イ ンストールの最後で、「起動パーティションの設定」が実行できれば良い)、 用意されているということになります。起動パーティションの設定で、追加の ボタンを押し、MacOSX を選ぶと、下にパーティションを選ぶ窓が出ますが、 このときに、MacOSX の入っているパーティションを選択してやればいいので すが。(あらかじめ、どのパーティションに MacOSX がインストールされてい るか調べておく必要があります)。あるいは、直接、/etc/yaboot.conf に macosx=/dev/hdaXX と書いてもいいです(XX は macosx のパーティション番号)。 default で macosx を起動したいのなら、 defaultos=macosx brokenosx も上の方に書いておきます。あと、インストーラを novideo で動かしたのな ら、 append=" video=novideo" とか入っているかも知れませんので、これは削除します。(小生は、本当に novideo でないと起動しないかどうか疑問に思っています。X をきちんと動か すためには novideo はちょっとまずい可能性がありますので)。もし、 iBook G4が cd-r/w やスーパードライブのモデルなら、 append=" hdc=ide-scsi" としておきます。(これらの書式は、man yaboot.conf に書いてあります)。 この変更を反映させるために、変更して保存したあと、 /usr/sbin/ybin -v とします(インテル機の lilo みたいなものです)。うまくいけば、画面に 10行程度のメッセージが出て完了します。これで、新しい起動オプションで起 動するようになります。もし、起動オプションが悪くて、起動しないようなら、 Vine 3.1 cdrom をセットして、この cdrom で立ち上げ、 linux-debug root=/dev/hdaXX (XX は VineLinux / のパーティション番号) とすれば、(起動時モジュール関係のエラーは出ますが)、とにかく LinuxPPC で起動しますので、また変更できます。 X は、多分、Vine 3.1 の Xautoconfig4 に iBook G4 のデータが入ってない ため(開発段階で、Shaorin 氏の元に iBook G4 がなかった?)にうまく設定 できないだけではないかと思います。手動で設定してやれば、Vine 3.1 に収 録されている X11 (XOrg)なら動くのではないかと思います。 iBook G4 は、今まで出ているすべてのモデルで、video chip は ATI radeon mobility 9200 のようですので、ドライバーは radeon を使います。少なくと も、うちの PBG4/550 の /var/log/Xorg.o.log で見る限り、 radeon driver のところで、以下のチップ名が出てきます。 ATI Radeon Mobility 9200 (M9+) 5C61 (AGP), ATI Radeon Mobility 9200 (M9+) 5C63 (AGP), ATI Radeon 9500 AD (AGP), 最新の iBook G4 (1.2 GHz)でも、video 関係は基本的にはそんなに変わっ てないようなので、大丈夫ではないかな、と思います。 /etc/X11/xorg.conf の Device section を以下のようにします。 Section "Device" Identifier "Radeon Mobility M6 LY" #Option "SWcursor" Option "HWcursor" #Option "PciRetry" #Option "NoAccel" #Option "ShadowFB" "true" Option "UseFBDev" Driver "radeon" BusID "PCI:0:16:0" EndSection これは、上記の PBG4 のものなので、iBook G4 だと、BusID などは違うかも 知れません。肝は Driver と有効な Option のところです。Identifier は元のままでいいと思います。 これで、radeon driver で X が動くようになりませんか? (yaboot のオプションの novideo は外した状態) radeon driver で動かなければ、fbdev driver で動かすことになりますけど、 起動時の novideo を外せば、driver fbdev でも、Depth 16 では動くのでは ないかと思いますが。 > にあるように無線 LAN が使用できない等がありました。とりあえず、当初の AirMac Extreme card は Linux では動かないですね。USB カードを利用する と動くものもあるようです。小生のは、旧式の AirMac card なので、無線ラ ンも使えます。 とにかく、今よりいい状態になりましたら、/proc/cpuinfo の情報とともに、 設定の詳細などをここにあげていただけますと、それは、今後の VinePPC リリースに反映されると思います。