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[vine-users:069180] Re: Vine-3.1, iBook G4

  • From: K Hanai <hanai@xxxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:069180] Re: Vine-3.1, iBook G4
  • Date: Fri, 10 Dec 2004 09:24:06 +0900 (JST)
花井@京都です。

From: "Satoshi I.Nozawa" <snozawa@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
> iBook G4 に Vine-3.1 をインストールしています。インストール時に
> linux-novideo のカーネルを選び、X も 8bpp でしか使えませんでした。

いろいろ改善の余地があるのではないかと思います。

> 起動時には linux video=ofonly としています。そのためか 16,24bpp では X
> が立ち上がりません。yabootconfig では MacOS X の領域の設定がうまくいっ
> ていません(起動時に Option キーを押した方法で対応しています)。

パーティションの設定で、Apple_Bootstrap は用意されてますか?
Vine の 起動パーティション設定ユーティリティ xybin が立ち上がれば(イ
ンストールの最後で、「起動パーティションの設定」が実行できれば良い)、
用意されているということになります。起動パーティションの設定で、追加の
ボタンを押し、MacOSX を選ぶと、下にパーティションを選ぶ窓が出ますが、
このときに、MacOSX の入っているパーティションを選択してやればいいので
すが。(あらかじめ、どのパーティションに MacOSX がインストールされてい
るか調べておく必要があります)。あるいは、直接、/etc/yaboot.conf に

macosx=/dev/hdaXX

と書いてもいいです(XX は macosx のパーティション番号)。
default で macosx を起動したいのなら、

defaultos=macosx
brokenosx

も上の方に書いておきます。あと、インストーラを novideo で動かしたのな
ら、

append=" video=novideo"

とか入っているかも知れませんので、これは削除します。(小生は、本当に
novideo でないと起動しないかどうか疑問に思っています。X をきちんと動か
すためには novideo はちょっとまずい可能性がありますので)。もし、
iBook G4が cd-r/w やスーパードライブのモデルなら、
append=" hdc=ide-scsi" 
としておきます。(これらの書式は、man yaboot.conf に書いてあります)。
この変更を反映させるために、変更して保存したあと、

/usr/sbin/ybin -v

とします(インテル機の lilo みたいなものです)。うまくいけば、画面に
10行程度のメッセージが出て完了します。これで、新しい起動オプションで起
動するようになります。もし、起動オプションが悪くて、起動しないようなら、
Vine 3.1 cdrom をセットして、この cdrom で立ち上げ、
linux-debug root=/dev/hdaXX (XX は VineLinux / のパーティション番号)
とすれば、(起動時モジュール関係のエラーは出ますが)、とにかく
LinuxPPC で起動しますので、また変更できます。

X は、多分、Vine 3.1 の Xautoconfig4 に iBook G4 のデータが入ってない
ため(開発段階で、Shaorin 氏の元に iBook G4 がなかった?)にうまく設定
できないだけではないかと思います。手動で設定してやれば、Vine 3.1 に収
録されている X11 (XOrg)なら動くのではないかと思います。

iBook G4 は、今まで出ているすべてのモデルで、video chip は ATI radeon
mobility 9200 のようですので、ドライバーは radeon を使います。少なくと
も、うちの PBG4/550 の /var/log/Xorg.o.log で見る限り、 radeon driver
のところで、以下のチップ名が出てきます。

ATI Radeon Mobility 9200 (M9+) 5C61 (AGP),
ATI Radeon Mobility 9200 (M9+) 5C63 (AGP), ATI Radeon 9500 AD (AGP),

最新の iBook G4 (1.2 GHz)でも、video 関係は基本的にはそんなに変わっ
てないようなので、大丈夫ではないかな、と思います。
/etc/X11/xorg.conf の Device section を以下のようにします。

Section "Device"
        Identifier      "Radeon Mobility M6 LY"
        #Option "SWcursor"
        Option "HWcursor"
        #Option "PciRetry"
        #Option "NoAccel"
        #Option "ShadowFB"      "true"
        Option  "UseFBDev"
        Driver  "radeon"
        BusID   "PCI:0:16:0"
EndSection

これは、上記の PBG4 のものなので、iBook G4 だと、BusID などは違うかも
知れません。肝は Driver と有効な Option のところです。Identifier
は元のままでいいと思います。

これで、radeon driver で X が動くようになりませんか?
(yaboot のオプションの novideo は外した状態)
radeon driver で動かなければ、fbdev driver で動かすことになりますけど、
起動時の novideo を外せば、driver fbdev でも、Depth 16 では動くのでは
ないかと思いますが。

> にあるように無線 LAN が使用できない等がありました。とりあえず、当初の

AirMac Extreme card は Linux では動かないですね。USB カードを利用する
と動くものもあるようです。小生のは、旧式の AirMac card なので、無線ラ
ンも使えます。

とにかく、今よりいい状態になりましたら、/proc/cpuinfo の情報とともに、
設定の詳細などをここにあげていただけますと、それは、今後の VinePPC
リリースに反映されると思います。