vine-users ML アーカイブ



[vine-users:069491] fmlインス ツールで苦戦しています。

  • From: Shuichi Arimatsu <shuichi@xxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:069491] fmlインス ツールで苦戦しています。
  • Date: Wed, 05 Jan 2005 05:26:58 +0900
下記の、やり方で間違いは、有るでしょうか?
最初/etc/postfix/conf/main.cf 内に
allow_mail_to_command = alias,forward,include
を追加してなくて、エラーメールが帰って来ていましたが、今は、何も帰って来ない。。。
行ったきりの状態です。どなたかご教授願えれば、幸いです。
尚、一度入れて駄目だったので、再度fmlを入れなおしました。

私がやった事をほぼ順番に(今後立ち上げ時の忘備録として作りました)書いています。
あと、1回/週勝手に
# apt-get update
# apt-get upgrade
を実行したいのですが・・・・ 宜しければ、これも教えてください。

[1]<postfix の設定>
   1. Postfixでメール送受可能な状態へする。

   2. ディフォルトだとPOP-3が入っていないので、POP-3を入れる。
   POP3 のデーモンである qpopper をインストール。
	# apt-get install qpopper
	インストールすると自動で、古い /etc/inetd.conf が /etc/inetd.conf.rpmsave として
	バックアップされ、新しく下記の行が追加された /etc/inetd.conf ができるはずです。
		pop-3   stream  tcp     nowait  root    /usr/sbin/tcpd  in.qpopper

   確認してみましょう。
	# grep pop-3 /etc/inetd.conf
   下記の行が出力されたら OK です。
	pop-3   stream  tcp     nowait  root    /usr/sbin/tcpd  in.qpopper

   もし先頭に # がついていたら、その設定はコメントアウトされ有効でないことを意味します。
	#pop-3   stream  tcp     nowait  root    /usr/sbin/tcpd  in.qpopper
   先頭の # を外して、設定を有効にしましょう。
	pop-3   stream  tcp     nowait  root    /usr/sbin/tcpd  in.qpopper

   qpopper は inet から呼び出されるサービスですので、inet の設定を有効にする為に inet を
   再起動します。
	# service inet restart

   これで、POP3 が動作しているはずです。
   現在、どんなサービスが動いているか確認する方法があります。
   nmap というソフトを使い、ローカルにポートスキャンを行います。

   まず、nmap をインストールしましょう。
	# apt-get install nmap

   次に下記のコマンドでポートスキャンを行います。
	# nmap localhost

   出力を確認し、希望するサービスが立ち上がっているか確認してください。
   今回の場合は、110/tcp  open  pop3 が出力されればOKです。
   これで、ようやく外とのやり取りが可能となりました。何でdefaultでPOP-3入らないのかな?

   3. /etc/postfix/conf/main.cf 内を修正
     default_privs = fml 
     myhostname = www.xxxxx.jp
     alias_maps = hash:/etc/postfix/aliases
     allow_mail_to_command = alias,forward,include → この行は無かったので最後に追加しました。

   こうしておいて、
	# postfix reloadを実行して、main.cf を再認識させる。

[2]<Fml のインストール>
   1. apt-get install fmlを実行し /home/fml に以下にインストール。
      fml というユーザとグループが作られている事の確認実施。
	$ id fml
	uid=60001(fml) gid=60001(fml) 所属グループ=60001(fml)
   /home/fml/doc/INSTALL.jp の 3 章までは終了。

   2. 4 章以下の解説に沿って ML を作り、その設定を実施。
      以降気をつける事は「作業を fml/root きちんと間違わないように」注意。

[3]<Fml の設定>
   1. 例として test という ML を作る
	rootでログインし
	# su fml
	$ makefml newml test
  これで作成完了です。

   2. aliasの設定
	fml から root に戻り
	$ exit
	# cat /var/spool/ml/test/aliases >> /etc/aliases
	# newaliases
	で終了です。

      eng vi /etc/aliases に自動で生成された
      ファイルをアペンドしますが、 この時デフォルトの
      /var/spool/ml/test/alias

        test: :include:/var/spool/ml/test/include
        test-ctl: :include:/var/spool/ml/test/include-ctl
        test-request: test-admin
        test-admin: fml
        owner-test: fml
        owner-test-ctl: fml

      をそのまま、アペンドしたのではうまくいきません。
      最初の二行を

        test: "|/home/fml/fml.pl /var/spool/ml/test "
        test-ctl: "|/home/fml/fml.pl /var/spool/ml/test  --ctladdr"

      と書き変えてやる必要が有ります。
      その後

        # newaliases

      を実行します。

   4.表題の設定(細かな事は、一番下の各種ドキュメント参照)
	rootでログインし
	# su fml
	$ makefml config test
	で,5番の
	5    HEADER CONFIGURATIONS
	を選択し,次に出てくるメニューの
	1  	SUBJECT_TAG_TYPE                   
	2  	SUBJECT_TAG_FIGURE    

	1及び2で設定できます。

  5. ユーザー追加と削除
   rootでログインし追加
	# su fml
	$ makefml add test yyyyy@xxxxxxxx
   削除
	$ makefml bye test yyyyy@xxxxxxxx
   追加などの履歴の確認は
	$ cat /var/spool/ml/test/log
	05/01/03 22:02:45 makefml::config test  (fml)
	05/01/03 22:03:15 makefml::config $SUBJECT_TAG_TYPE "" -> "[:]" (fml)
	05/01/03 22:03:15 makefml::config $SUBJECT_FORM_LONG_ID "" -> "4" (fml)
	05/01/03 22:03:16 makefml::config operation ends (fml)
	05/01/03 22:05:43 makefml::adduser test yyyyy@xxxxxxxx  (fml)
	05/01/03 22:05:45 makefml::adduser append yyyyy@xxxxxxxx to members (fml)
	05/01/03 22:05:46 makefml::adduser append yyyyy@xxxxxxxx to actives (fml)
	05/01/03 22:05:49 makefml::adduser test yyyyy@xxxxxxxxx  (fml)
	05/01/03 22:05:49 makefml::adduser append yyyyy@xxxxxxxxx to members (fml)
	05/01/03 22:05:49 makefml::adduser append yyyyy@xxxxxxxxx to actives (fml)

   そうするとMLメンバーは,下記のファイルにそれぞれ同じ名前で書かれています
	/var/spool/ml/test/members
	/var/spool/ml/test/actives
   手で書く時はそれぞれのファイルに同じメールアドレスを列挙します。

  6. ml の削除
   root ユーザで (fmlユーザだと log ファイルが root 所有で消せない気がします)
	# rm -rf /var/spool/ml/test
   です。root でファイルを削除するのでくれぐれも注意して下さい
   間違いが無いように
	# cd /var/spool/ml
	# ls
	# rm -rf test
   とするのが安全

   で,もし aliases の追加を行っている場合はテキストエディターで,ファイル
	#vi /etc/aliases
   で該当個所を削除してその後。
	# newaliases
   を実行

参照すべき、マニュアルは
cat /home/fml/README-vine
cat /home/fml/doc/INSTALL_with_POSTFIX.jp
cat /home/fml/doc/INSTALL.jp
で、見ること。

赤木さん、太田さんのメールとマニュアルを参考に書きました。