佐藤 靖@hyperowrkshop.org です。 Vine Linux 3.1 の環境で Firefox 1.0(Release版)をソースからインストー ルしてみました。お約束ですが、自己責任でお願いします。 1. firefox コンパイルとインストール Vine の CD インストール直後の環境だと開発環境がありませんので開発環境 をインストールします。 Mozilla 本家の Unix Build( http://www.mozilla.org/build/unix.html ) に従って開発環境を用意します。 firefox 1.0 のソースコードを拾ってきて、tar で任意のディレクトリに展開 します(今回の例では ~/ )。 展開したディレクトリには mozilla というディレクトリができていますので その下に ./.mozconfig というコンパイルオプションを書いたファイルをおきま す。 ~/mozilla/.mozconfig の内容 -------------------------- ここから ---------------------------------- . $topsrcdir/browser/config/mozconfig ac_add_options --enable-crypto ac_add_options --disable-debug ac_add_options --disable-tests ac_add_options --enable-optimize ac_add_options --enable-default-toolkit=gtk2 ac_add_options --enable-xft ac_add_options --enable-single-profile ac_add_options --disable-profilesharing ------------------------ ここまで ----------------------------------- $ cd ~/mozilla $ gmake -f client.mk build でコンパイルを開始します。 コンパイルが終ったあと念のためリブートし、Mozilla や firefox を 全く起動していない状態から $ ~/mozilla/dist/bin/firefox & で試しに起動してみます。ここでうまく起動しない場合、以前のバージ ョンの firefox の設定ファイルを $ mv ~/.mozilla/firefox ~/mozilla/firefox.original で過去の設定ファイルを影響させないようにします。 そして、もう一度 $ ~/mozilla/dist/bin/firefox & で、起動すれば大丈夫です。 $ cd ~/mozilla/xpinstall/packager $ gmake ~/mozilla/dist に firefox の実行バイナリを含んだ tarball ができ ています。その tarball を su の後で tar コマンドで任意のディレクト リにインストールすればインストール完了です。 2. 日本語環境 ローカライズセンター http://www.mozilla-japan.org/jp/l10n/firefox/ にある日本語パック( Linux 版 xpi 形式 )を取得し、 Locale-Switcher Extension for Firefox and Thunderbird http://benjamin.smedbergs.us/switch-locales/ で Locale-Switcher をダウンロードします。 まずは 日本語パックをインストールし、次に、Locale-Switcher をイ ンストールします。そうすると「Tools --> Language」に 「ja-JP(japanese(Japan))」と出てくるのでそれをマークして firefox を終了・再起動します。これで終りです。 佐藤 靖 ( nfd@xxxxxxxxxxxxxxxxx ) / DigiGraphic Performance Technology