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[vine-users:070194] SN85G4(nForce3) NIC障害と動作報告

  • From: apricotsweet <apricotsweet@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:070194] SN85G4(nForce3) NIC障害と動作報告
  • Date: Mon, 31 Jan 2005 16:55:33 +0900
いろいろ手こずりましたが、せっかくですので動作検証報告ということで
UPします。

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まずは環境からです。
PC     : Shuttle SN85G4(v2.0) nForce3チップセット
BIOS   : fn85s239(現時点での最新)
CPU    : AMD Sempron 3100+
メモリ : NANYA JEDEC準拠 PC2100 512MB
HDD    : IBM AVV207 80GB
ビデオ : XIAi9550-DV128LP (ATI系)
CD-ROM : TEAC DV-W516G
OS     : Vine 3.1 Kernel 2.4.27-0vl7
NIC    : Acer ALN-325 ( Realtek 8139B  8139too ドライバ)

現象は、上記vine機に対してFTP転送すると、だいたい195MBくらい転送したと
ころでNICがだんまりになってしまい、それ以上送受信できなくなるというも
のです。
正常に送受信できるはじめのころは、DHCPからのアドレスも取得できているし、
TELNETからの接続も可能です。NICに高負荷をかけると切断されて止まってしまう
ような感じです。
NICの不具合も捨てきれないので、バッファローのLGY-PCI-GTを使って試しま
したが、こちらも現象は同じでした。

動いているとき
[root@xxxx root]# ifconfig -a
eth0      リンク方法:イーサネット  ハードウェアアドレス xx:xx:xx:xx:xx:xx
          inetアドレス:192.168.100.23 ブロードキャスト:192.168.100.255  マスク:255.255.255.0
          UP BROADCAST NOTRAILERS RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RXパケット:102 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
          TXパケット:91 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
          衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
          RX bytes:9296 (9.0 Kb)  TX bytes:16640 (16.2 Kb)
          割り込み:17 ベースアドレス:0xa000

止まったとき
eth0      リンク方法:イーサネット  ハードウェアアドレス xx:xx:xx:xx:xx:xx
          inetアドレス:192.168.100.23 ブロードキャスト:192.168.100.255  マスク:255.255.255.0
          UP BROADCAST NOTRAILERS RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RXパケット:99113 エラー:0 損失:28 オーバラン:0 フレーム:0
          TXパケット:49722 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
          衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
          RX bytes:149529291 (142.6 Mb)  TX bytes:3315657 (3.1Mb)
          割り込み:17 ベースアドレス:0xa000

止まった後、PINGはNo Reachable になり、パケットが送信できない様子。
オンボードのLAN(forcedethドライバ?)ははじめから認識されません。
うーん、どうしたものやら。

ちなみにWindows 2000も入れてみましたが、こちらはとりあえずオンボード
LAN、後付LANカード共に正常にファイルコピーできる様子でした。Vineほど動
作検証の時間が長くないので、あぁ、こっちはできるね、程度ですが……。


〜〜〜〜〜
そういえば以前Vine 2.6R2 or R3の頃に、Athlonとの組み合わせでブート時に
ハングアップするという現象がありました。
そのときの解決策としてliloのブート時に acpi=off を設定するとpanicを起
こさずに起動させることができました。

ためしにこの環境でもacpi=off / apm=off などをやってみたのですが、Vine
自体は立ち上がるものの、NICは認識こそすれリンクアップしてくれません。
やっぱり何か着目点が違うようです。

そういえばBIOS設定の中でAPIC-Modeというのがあったっけ。そもそもAPICと
はなんぞや……と調べているうちに、AOpenのサイトで次のような説明文を見
つけました。

APIC Mode
APIC(ハードウェア割り込みを受け付け、それを複数のプロセッサに分配する)
のオン/オフを行います。サンプル画面のようにHyper-Threading CPU使用時
は強制的にEnableに設定され……。

ちょっとまった。nForce3、Sempron 3100+の組み合わせはシングルCPUですか
ら、SMPカーネルを入れる理由もないし、APIC自体働かせてはいけないのでは
ないか?
割り込みを分配する?……まさしくこれに当てはまるような気がしてきました。
ネットワークの負荷が高くなると、割り込みを別のCPUに割り当てて−みたい
なそんな感じです。

試しとばかりにBIOSの設定からAPIC Mode OFF(Performance Configurationを
選択すると無条件にAPIC ModeがONになるため)に設定して、Vineを起動させ
てみました。

その結果、思った通りNIC障害はなくなり、4GB程度転送しても切断されなくな
りました。ふぅ、やれやれ。

わかってしまえば何のことはないのですが、ここまでこぎ着けるのに4日ほど
かかりました。
完璧とはいえないかもしれませんが、とりあえずこの状態でしばらく使ってみ
ようと思います。

同じような境遇にあわれている方もいると思いますので、アップさせて頂きま
した。

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あんず