小川@大津です。 vine-users:069188 以下のスレッドで 明朝・ゴシック以外のリコーフォントの不具合があり、 その後、Vine よりバグフィクスが出ました。 http://vinelinux.org/errata/3x/20050216-1.html ところが、依然として若干問題があるようですので、 報告させていただきます。 まず、apt-get dist-upgrade して、tetex xdvik VFlib などを 更新します。 次に、/usr/share/doc/tetex-macros-2.0/kanjifonts-3.0/sample/ にある sample.tex ファイルを home ディレクトリにコピーして $ platex sample.tex しますと、sample.dvi ファイルが作られます。 これを、XDvi で表示しますと、ポップ体や極太、ダイナフォントは 問題がありませんが、よ〜く見ますと、 明朝体とゴシック体が LX フォントではなく Sazanami フォントで表示されます。 (Sazanami フォントをはずすと、東風(代用)になります) オンラインマニュアルでは、 > xdviでの表示は、Vine Linux 2.6 CR版 ではリコーフォントが用いられます とあり、2.6 は 3.1 に読み替えて、リコーフォントを期待したいところです。 また、この時、各フォントとも、イタリック体になるべきところが、 標準体のままです。ここで、 $ dvips sample.dvi して ps ファイルを作って ggv で見ると、 フォントはSazanami のままですが、イタリック体にはなります。 (印刷は、プリンタが psプリンタ ではないので ggv の表示と同じになります) 私の場合、もっぱらローカルで使用しますので、 /usr/share/texmf/xdvi/vfontmap の min や goth などの参照先をそれぞれ /usr/share/fonts/alias/TrueType/serif-mr-jisx0208.1983-0.ttf /usr/share/fonts/alias/TrueType/fixed-mr-jisx0208.1983-0.ttf に書き換え、 /usr/share/texmf/dvips/config/kanjifonts.map の % min % と % goth % の定義を、その数行したにある % RICOH LX-Mincho % と % RICOH LX-Gothic のものに変更して mykanjifonts.map などとして config.ps ファイルに p +mykanjifonts.map と書き、再度 $ platex sample.tex して XDvi で表示しますと、 明朝体とゴシック体は LX フォントになりました。 しかし、相変わらず各フォントともイタリック体にはならず、 標準のままです。 $ dvips sample.dvi して ggv でsample.ps を見ますと、 イタリック体が出ましたが、明朝体とゴシック体のイタリックは、 LX ではなく Sazanami なのでした。 なお、sample-tate.tex については未確認です。 どうしても困る、というほどの問題ではないのですが、 いかがでしょうか。 また、私が設定をいじったところで、おかしなところがありましたら、 どうぞ暖かいアドバイスをお願い致します。 =================================== おがわゆうじ yu_larva_aisance@xxxxxxxxxxxxx ===================================