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[vine-users:070797] dhisd on Vine3.1 報告

  • From: 須々木俊太 <shunta@xxxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:070797] dhisd on Vine3.1 報告
  • Date: Fri, 11 Mar 2005 17:27:04 +0900
やっとのことで実験ができましたのでご報告します。
ためしにVineの便利なsrc.rpmファイルをバラしてやってみました。

まずは、サーバーでいきなりが怖かったため、ノートパソコン上のVine3.1i386
上でrpm -ivh dhisd-5.1-0vl4.src.rpmを行いました。

cd rpm/SOURCES
ls
dhis-dns-engine-5.0.tar.gz          dhisd-5.1.tar.gz          rc.dhisd
dhis-mx-sendmail-engine-5.0.tar.gz  dhistools-dns-5.0.tar.gz

この4つのtar.gzファイルを解凍してはファイルの中身を見て修正、それから再
度圧縮の繰り返しです。結果的にdhistools-dns-5.0.tar.gzは関係ありませんで
したが、残りの3つは修正が必要でした。

下記のすべてのファイルをvarargsからstdargに書き換え
dhisd-5.1/dhisd.h
dhis-dns-engine-5.0/dhis-dns-engine.c
dhis-mx-sendmail-engine-5.0/dhis-mx-sendmail-engine.c
さらに、bind8な環境下でrpm -ba dhisd.specでrpmとsrpmファイルを生成しました。

このままでbind8な環境であればうまくrpm生成からインストールまで行くのです
が、dhisdを乗せたいローカルサーバの環境はVine3.1PPCでbind9がデフォルトで
す。そこでここで作ったsrpmファイルを持っていって新たにrpmファイルを

そこで、bind8のソースファイル(bind-src.tar.gz)を
http://www.isc.org/index.pl?/sw/bind/
から持ってきました。
今回は、BIND 8.4.6でした。

ところがここで大失敗。どうせ/usr/local/に入ってくれるだろうと、通常通り
bind8をmake,make installしたら、/usr/sbin/namedが書き換えられてしまい、
bind9を元に戻すのに四苦八苦してしまいました。
教訓としてbind9を動かしているのであれば、make installしてはいけないこ
と!を覚えました。(余りに初歩的!お粗末でした)

bind8解凍後、まず/usr/local/bind/include/ と /usr/local/bind/lib/を作
成。/usr/local/bind/include/に今解凍したbind8のsrc/include/以下のファイ
ルをすべてコピーした上で、src/でmakeします。無事にmakeが終了したら、
/src/lib以下のファイル(libbind*)を /usr/local/bind/lib/ にコピーすれば
完成。

この状態からであれば、bind9が動いている状態のままでもrpm --rebuildが可能
でした。

現状、/etc/dhis/log/dhisd.logを見ると、きちんとクライアントからのDNS情報
書換リクエストは受信できているようなのですが、Bind9を使っているためなの
か、DNS情報の書き換え(具体的には/var/named内の正引き情報の書き換え
)ができません。

しかもdhis-mx-sendmailもエラーログを吐いて動かなかったりします。
そんなところです。まずは報告まで。

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須々木俊太