やっとのことで実験ができましたのでご報告します。 ためしにVineの便利なsrc.rpmファイルをバラしてやってみました。 まずは、サーバーでいきなりが怖かったため、ノートパソコン上のVine3.1i386 上でrpm -ivh dhisd-5.1-0vl4.src.rpmを行いました。 cd rpm/SOURCES ls dhis-dns-engine-5.0.tar.gz dhisd-5.1.tar.gz rc.dhisd dhis-mx-sendmail-engine-5.0.tar.gz dhistools-dns-5.0.tar.gz この4つのtar.gzファイルを解凍してはファイルの中身を見て修正、それから再 度圧縮の繰り返しです。結果的にdhistools-dns-5.0.tar.gzは関係ありませんで したが、残りの3つは修正が必要でした。 下記のすべてのファイルをvarargsからstdargに書き換え dhisd-5.1/dhisd.h dhis-dns-engine-5.0/dhis-dns-engine.c dhis-mx-sendmail-engine-5.0/dhis-mx-sendmail-engine.c さらに、bind8な環境下でrpm -ba dhisd.specでrpmとsrpmファイルを生成しました。 このままでbind8な環境であればうまくrpm生成からインストールまで行くのです が、dhisdを乗せたいローカルサーバの環境はVine3.1PPCでbind9がデフォルトで す。そこでここで作ったsrpmファイルを持っていって新たにrpmファイルを そこで、bind8のソースファイル(bind-src.tar.gz)を http://www.isc.org/index.pl?/sw/bind/ から持ってきました。 今回は、BIND 8.4.6でした。 ところがここで大失敗。どうせ/usr/local/に入ってくれるだろうと、通常通り bind8をmake,make installしたら、/usr/sbin/namedが書き換えられてしまい、 bind9を元に戻すのに四苦八苦してしまいました。 教訓としてbind9を動かしているのであれば、make installしてはいけないこ と!を覚えました。(余りに初歩的!お粗末でした) bind8解凍後、まず/usr/local/bind/include/ と /usr/local/bind/lib/を作 成。/usr/local/bind/include/に今解凍したbind8のsrc/include/以下のファイ ルをすべてコピーした上で、src/でmakeします。無事にmakeが終了したら、 /src/lib以下のファイル(libbind*)を /usr/local/bind/lib/ にコピーすれば 完成。 この状態からであれば、bind9が動いている状態のままでもrpm --rebuildが可能 でした。 現状、/etc/dhis/log/dhisd.logを見ると、きちんとクライアントからのDNS情報 書換リクエストは受信できているようなのですが、Bind9を使っているためなの か、DNS情報の書き換え(具体的には/var/named内の正引き情報の書き換え )ができません。 しかもdhis-mx-sendmailもエラーログを吐いて動かなかったりします。 そんなところです。まずは報告まで。 -- 須々木俊太