On Wed, 02 Nov 2005 18:57:10 +0900 Shuichi Arimatsu <shuichi@xxxxxxxxxxx> wrote: > 私が、やりたい事は > 1、HDDが死んだら、バックアップ用のHDDと入れ替えて即使いたい。 > 2、準備しているのは、本体のHDDをAcronis MigrateEasyでDiskごとコピーしたものを準備している。 > 3、USBで接続し1回/週程度で外付けにバックアップを取る > 4、場合によっては、本体内のファイルが古い日付の、同名ファイルでもそのままコピーをしたい。 > これは、上記で可能でしょうか??? > ディスクのデッドコピーを作りたいのなら、 (ディスクのサイズがまったく同一なら、 dd if=/dev/foo of=/dev/bar でもいいですけど) コピー先を mkfs -t ext3 (Windowsでいうところのフォーマット) してから どこか適当なマウントポイントにマウントして mount /dev/bar /mnt/bar/ そのマウントポイントに cd したのち /sbin/dump -o -f - /dev/foo | /sbin/restore -r -v -f - でいいと思います。 わたしはこういう操作はあまりやりませんけれども。。。 (同じ容量のディスクが必要なわけで、ディスク領域がもったいないと 感じるし、一世代分しか戻せない。先週のファイルとか先月のファイルを 取り戻したくなってもできない) > http://www.mediaweb.biz/database/backup/dump.htmlを見るとどうもテープにとる例のようなので > 困りました。 このWebサイトは知りませんでしたが、ざっとみたところ Vine Linux に 付属している dump restore mini howto とほぼ同一の内容のようですね。 /dev/n?st0 のところを ファイル名にかえればファイルへのバックアップ 取得に、 - にすれば標準出力へのバックアップになります。 って、 man dump すれば簡単にわかるでしょうに。。。 ファイルにバックアップを取る場合、マルチボリュームの機能 (-M) を有効に することが実質的に必須です。リストアするときは -a も指定した方が 便利でしょう。 それから、ハノイの塔アルゴリズムは、メディアの信頼性が低かったころの アイデアだと思います。ここ10年くらいメディアが読み出せないなんて経験を しなくなったため、わたしは冗長バックアップはやめて 0 1 2 3 4 5 6 な シーケンシャルなバックアップで運用してます。こんな感じ; cd /root/dailybackup backlength=1529856 weekday=`date +'%w'` if [ $weekday == "0" ]; then rotate the backup directory here fi # dump with weekday level, On Sunday, dumplevel become 0 so full dumped for i in backup devices ; do /sbin/dump -$weekday -u -f /backup/_daily/0/$i-$weekday. -M -B$backlength /dev/$i done 実際のわたしのスクリプトはもっと長いですが、わかりやすいよう エッセンスだけ抜き出しました。 そのまま何も考えずに実行したら だめですよ! > > ミラーにすれば良いのですが、我が家は節電としょっちゅう停電が起こるのでUPS内臓の > お古の、Noteを使っています。 > ミラーがいいかバックアップがいいかは、目的や、障害発生時に許される ダウンタイム時間の長さに依存します。 障害が発生しても、数分で 復旧させる必要がある商業サーバーの場合はRAIDによるディスクミラー リングが適しているのでしょうが、一時間ぐらいダウンしていても ぜんぜん問題にならない個人サーバーやデスクトップ用途のマシンの 場合は、バックアップの方が、誤って削除や編集してしまった 遺失ファイルをバックアップから復元できるなどの点で優れています。 わたしのうちでは、サーバーもミラーリング(RAID) ではなくバックアップで 運用しています。 あと気になったのは「節電」というお言葉。通常のパソコンは 100W 近い 電力を消費しますからねぇ。24時間つけっぱなしにしていると 電気代の請求書がけっこうな額になり、特殊なことをするのでなければ レンタルサーバーを借りた方が安いと。中古のPCやノートPCの類は おしなべて電気代が高いでしょう。 わたしは、特殊なデータベース処理や メールサーバーでのカスタマイズしたスパム処理をしたかったので、 24時間いれっぱなしのPCを建てましたが、電気代が気になっていたため VIA Samuel プロセッサを使って、消費電力 10W 以下の無音PCを作りました。 デスクトップ側の Vine Linux も消費電力を抑えるため Sempron プロセッサにしていて、けっこうマメにシャットダウンしています。 > HDD置き換えだけだと簡単なので・・・ > う〜む。 そうなのかなぁ。。。ファイルシステムは置き換えられます けど、ブートセクターが面倒でねぇ、あんまり変わらないような 気がするけれども。 ま、HDD故障を前提にした復旧の練習を 一度してみるとよろし。 mkfs dump restore mount lilo chroot といったあたりは、ls や mkdir などの類とは違ってふだん 使わないから、食わず嫌いになりがちですよね。 -- たろかわ