長南です。 飛田さん、お久しぶりです。 ちょっと一部について反論というやつをしますが、読み間違い、勘違いを しているかもしれません。そのときはお許しください。 飛田さんのメールより [vine-users:074405] > > モデムが DHCP で IP を配布、管理しているのなら、こちらで勝手に IP を決 > めずに、モデム側に任せてしまって、それを貰えば良いわけです。 > > ;; 多分、DHCP では、gateway 情報とかも流れていてうまく設定出来るはず。 > > 自分でいくら IP はこれだと言い張っても、モデムはそんなの知らないよって > 事になってしまいますので、dhcpcd (dhcp-client) とか pump などというそれ > 用のプログラム (多分すでに入ってるのでは?) で、それを使うと良いのでは? > > あるいは、IP を固定にするなら、モデム側に MAC と IP の対応などを指定し > てそこを DHCP で配布する IP とだぶらせないように (あるいは DHCP で配布 > される範囲外の IP にするとか)しとかないとまずいでしょう。 ええ、うちのモデム兼ルータ兼 DHCP サーバ(Fujitsu Flashwave 2040 M1)の マニュアルにも「DHCP サーバの IP アドレス配布範囲内に、直接 IP アドレスを 指定するパソコンの IP アドレスを指定しないでください」と書いてあります。 しかし、今試してみたところ、現在配布中のアドレスでなければ、配布範囲内の アドレスを手作業で振っても、一応ルータへの接続ぐらいはできるようです。 上妻さんのところの DHCP サーバはもっと規制が厳しいのかもしれませんが。 ですから、上妻さんがパソコンの eth0 を 192.168.1.2 にして、モデムに 接続しようとしたとき失敗したのは、ネットワークカードの、さらに言う なら、ネットワークカードのドライバの問題である可能性が高いのでは ないかと思います。 わたしとしては、ネットワークカードを――安くて低性能ないものでよいから、 もっとよく売れているものに――変えてみるのが、一番簡単なのではないかと 思うのですが……。 > うまくいったらネットワークの起動スクリプトに書いておく (今どきだと GUI > からウィザードでゴニョゴニョっとやるのかしらん?) と起動時に自動的にとれ > るようになると思います。 モデムと通信するため、一時的に DHCP クライアントを利用するのはよいと 思います。しかし、モデムがブリッジタイプの場合、常時 DHCP クライアント を利用すると、ちょっとまずいことになりそうです。 Vine で DHCP を利用するには、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 に BOOTPROTO=dhcp と書いておきます。ところが、そう指定して DHCP サーバ からアドレスをもらうと、おそらく同時にデフォルト・ゲートウェイも設定 されてしまいます。そうすると、adsl-start スクリプトを使って、PPPoE 接続を始めたときに、デフォルト・ゲートウェイが PPP 用に書き換えられない ということが起きてしまうのです。その結果、ppp0 のアドレスをちゃんと取得 しているのに、インターネットにアクセスできないということになるわけです。 まとめると、こういうことになります。 モデムがルータ・タイプなら、DHCP でアドレスをつけてもらって大丈夫。 モデムがブリッジ・タイプで、Linux の方で PPPoE プログラムを動かす のなら、DHCP は使わない方がよい。 -- 長南洋一