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[vine-users:075020] Re: PPC用 インストールディスクの作 成方法

  • From: 竹中 浩 <tkn-hiroshi@xxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:075020] Re: PPC用 インストールディスクの作 成方法
  • Date: Fri, 22 Sep 2006 21:46:06 +0900
竹中@京都(←横浜)です。

IEEE1394 Disk への Vine3.1CR のインストールに関して最終報 告をさせて頂きます。 仕事の関係等で横浜から京都に引っ越したりして、半年程レスポンス出 来なかった事を
お詫びします。

結論から言いますと、Vine2.6 のインストーラを用いて Vine3.1CR を IEEE1394 Disk へネットワークインストールするインストールディスクを作成出来まし た。

まず私の行った事をまとめておきます。

1.背景
 従来 iMac DV (Slot Loading) の内蔵 ATA Disk に Vine を入れていましたが、home ディレクトリが膨れ上がり容量不足となったので、外付けの IEEE1394 Disk への引っ越
しを試みました。

2.インストールの形態
 カーネル読み込み前に、IEEE1394 Disk を認識させる方法が分 からなかったので、/と swap は内蔵の ATA Disk に設けました。本来の目的である home の拡張の為に、
/home と /usr を IEEE1394 Disk に設けました。

3.具体的手順
(1) kernel の準備
 まず普通に内蔵 ATA Disk に一旦インストールした後, Vine3.1CR の mkkpkg コマンド を用いて、IEEE1394 Disk モジュール (sbp-2) を kernel に組み込んだカーネルの rpm
パッケージを作成し、このカーネルをインストールします。

(2) インストールディスクの準備
 ターゲットのマシンが HFS フォーマットの CD でなけ れば起動不可なので、インストー ラ起動用ディスクとソフトウェアパッケージディスクの2枚を作 成しました。

a.インストーラ起動用ディスク
・OS9 の Diskcopy で640MBのディスクイメージ ファイルを作成。 ・OS9マシンに Vine3.1CR のインストール CD をマ ウントして、Mac OS9上で見えるファイル
 を全て上記ディスクイメージファイルにコピー。
・ring server の /archives/linux/Vine/Vine-2.6/ppc/ misc から、ramdisk.image.gz と
 live-2.6.sea.bin をダウンロード。
・live-2.6.sea.bin を解凍。
・ディスクイメージファイルのramdisk.image.gz と live を上記のramdisk.image.gz と
 解凍した live に入れ替え。
・また、/boot ディレクトリ内の sbpー2 組み込み カーネルをMac OS側に取り出し、上記  ディスクイメージファイル内のフォルダ'Linux Kernels'内の インストーラ用カーネル    Vine31_Defaultと入れ替える。 (入れ替え後の名前も Vine31_Default としました。この  作業を忘れるとインストーラが、IEEE1394 Disk を認識出来ま せん。)  /boot ディレクトリ内の sbpー2 組み込みカーネ ルと入れ替えて、 ・ディスクイメージファイルを Diskcopy で HFS フォー マットの CD イメージファイルに
 変換して、インストーラ起動用 CD を作成。

b.ソフトウェアパッケージディスク
・AppleTalk サービスの起動した Linux マシンに Vine3.1CR のインストール CD をマウン
 ト。
・home ディレクトリ にインストール CD 内の、ソ フトウェアパッケージをコピーする。
 $cp -r /mnt/cdrom/Vine/ ./
  $cp -L /mnt/cdrom/software ./
・Linux マシンの home ディレクトリを、OSX マシ ンにマウントする。 ・OSX の ディスクユーティリティで、HFS+ ディス クイメージファイルを作成する。 ・上記 Linux マシンにコピーしたソフトウェアパッケージを、 上記 HFS+ ディスクイメー  ジファイルにコピーする(Vine/ と software/ 両 方)。 ・ディスクユーティリティで上記イメージファイルをDVD イメー ジファイルに変換して、  ソフトウェアパッケージ DVD を作成。(OSX はシンボ リックリンクを理解出来ないので  シンボリックリンクをディレクトリとしてコピーする必要が有り、そ のために数GBの
 ファイルになります。)

(3) インストール
・OSX マシンの Web共有機能を有効にする。
・OSX マシンにソフトウェアパッケージディスクをマウント。
・http document directory (/Library/WebServer/Documents) に linuxというシンボリック
 リンクを張る。
・インストールターゲットマシンにインストーラ起動用ディスクをマウ ントして、CDより起動。 ・Xインストーラの手順に従い、パッケージ選択でネットワーク インストールを選択。
 http://osx_ip_address/linux/ を指定。

上記で何とかインストール出来ました。時々エラーで停止していました がほぼ問題はなかった
と思います。

但し,インストール後にXウィンドウの設定が自動では出来ずに X が立ち上がりませんでした。 コンソール画面に脱出してでXautoconfig-4を実行してX ウィンドウの設定を行いました。

実際にインストールしてから半年程経過しているので記憶が曖昧なとこ ろも有りますが、 ポイントは、Vine2.6 のインストーラを使用する事のようです。 3.1 のインストーラは
ネットワークインストール不可です。
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On 2006/04/13, at 18:29, K Hanai wrote:

花井@京都です。

自分のを見てみましたところ、Vine PPC 2.6 のものでした。
これだと、ネットワークインストールできます。
もともとは、Vine Seed をインストールするために作ったもの です。
現在の Seed で使えるかどうかは知りませんけど。

From: 竹中 浩 <tkn-hiroshi@xxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [vine-users:074446] Re: PPC用インストールディスクの作 成方法
Date: Thu, 13 Apr 2006 17:16:28 +0900
Message-ID: <F162E95F-2D8E-4502-86B5-C9FF91FEF6A5@xxxxxxxxxxxxxxx>
Can't exec wget

と表示されましたので、which wget をしたところ wget
が入っていないようです。


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竹中 浩
tkn-hiroshi@xxxxxxxxxxxxxxx