竹中@京都(←横浜)です。
IEEE1394 Disk への Vine3.1CR のインストールに関して最終報
告をさせて頂きます。
仕事の関係等で横浜から京都に引っ越したりして、半年程レスポンス出
来なかった事を
お詫びします。
結論から言いますと、Vine2.6 のインストーラを用いて
Vine3.1CR を IEEE1394 Disk
へネットワークインストールするインストールディスクを作成出来まし
た。
まず私の行った事をまとめておきます。
1.背景
従来 iMac DV (Slot Loading) の内蔵 ATA Disk に
Vine を入れていましたが、home
ディレクトリが膨れ上がり容量不足となったので、外付けの IEEE1394
Disk への引っ越
しを試みました。
2.インストールの形態
カーネル読み込み前に、IEEE1394 Disk を認識させる方法が分
からなかったので、/と
swap は内蔵の ATA Disk に設けました。本来の目的である
home の拡張の為に、
/home と /usr を IEEE1394 Disk に設けました。
3.具体的手順
(1) kernel の準備
まず普通に内蔵 ATA Disk に一旦インストールした後,
Vine3.1CR の mkkpkg コマンド
を用いて、IEEE1394 Disk モジュール (sbp-2) を
kernel に組み込んだカーネルの rpm
パッケージを作成し、このカーネルをインストールします。
(2) インストールディスクの準備
ターゲットのマシンが HFS フォーマットの CD でなけ
れば起動不可なので、インストー
ラ起動用ディスクとソフトウェアパッケージディスクの2枚を作
成しました。
a.インストーラ起動用ディスク
・OS9 の Diskcopy で640MBのディスクイメージ
ファイルを作成。
・OS9マシンに Vine3.1CR のインストール CD をマ
ウントして、Mac OS9上で見えるファイル
を全て上記ディスクイメージファイルにコピー。
・ring server の /archives/linux/Vine/Vine-2.6/ppc/
misc から、ramdisk.image.gz と
live-2.6.sea.bin をダウンロード。
・live-2.6.sea.bin を解凍。
・ディスクイメージファイルのramdisk.image.gz と
live を上記のramdisk.image.gz と
解凍した live に入れ替え。
・また、/boot ディレクトリ内の sbpー2 組み込み
カーネルをMac OS側に取り出し、上記
ディスクイメージファイル内のフォルダ'Linux Kernels'内の
インストーラ用カーネル Vine31_Defaultと入れ替える。
(入れ替え後の名前も Vine31_Default としました。この
作業を忘れるとインストーラが、IEEE1394 Disk を認識出来ま
せん。)
/boot ディレクトリ内の sbpー2 組み込みカーネ
ルと入れ替えて、
・ディスクイメージファイルを Diskcopy で HFS フォー
マットの CD イメージファイルに
変換して、インストーラ起動用 CD を作成。
b.ソフトウェアパッケージディスク
・AppleTalk サービスの起動した Linux マシンに
Vine3.1CR のインストール CD をマウン
ト。
・home ディレクトリ にインストール CD 内の、ソ
フトウェアパッケージをコピーする。
$cp -r /mnt/cdrom/Vine/ ./
$cp -L /mnt/cdrom/software ./
・Linux マシンの home ディレクトリを、OSX マシ
ンにマウントする。
・OSX の ディスクユーティリティで、HFS+ ディス
クイメージファイルを作成する。
・上記 Linux マシンにコピーしたソフトウェアパッケージを、
上記 HFS+ ディスクイメー
ジファイルにコピーする(Vine/ と software/ 両
方)。
・ディスクユーティリティで上記イメージファイルをDVD イメー
ジファイルに変換して、
ソフトウェアパッケージ DVD を作成。(OSX はシンボ
リックリンクを理解出来ないので
シンボリックリンクをディレクトリとしてコピーする必要が有り、そ
のために数GBの
ファイルになります。)
(3) インストール
・OSX マシンの Web共有機能を有効にする。
・OSX マシンにソフトウェアパッケージディスクをマウント。
・http document directory (/Library/WebServer/Documents)
に linuxというシンボリック
リンクを張る。
・インストールターゲットマシンにインストーラ起動用ディスクをマウ
ントして、CDより起動。
・Xインストーラの手順に従い、パッケージ選択でネットワーク
インストールを選択。
http://osx_ip_address/linux/ を指定。
上記で何とかインストール出来ました。時々エラーで停止していました
がほぼ問題はなかった
と思います。
但し,インストール後にXウィンドウの設定が自動では出来ずに
X が立ち上がりませんでした。
コンソール画面に脱出してでXautoconfig-4を実行してX
ウィンドウの設定を行いました。
実際にインストールしてから半年程経過しているので記憶が曖昧なとこ
ろも有りますが、
ポイントは、Vine2.6 のインストーラを使用する事のようです。
3.1 のインストーラは
ネットワークインストール不可です。
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On 2006/04/13, at 18:29, K Hanai wrote:
花井@京都です。
自分のを見てみましたところ、Vine PPC 2.6 のものでした。
これだと、ネットワークインストールできます。
もともとは、Vine Seed をインストールするために作ったもの
です。
現在の Seed で使えるかどうかは知りませんけど。
From: 竹中 浩 <tkn-hiroshi@xxxxxxxxxxxxxxx>
Subject: [vine-users:074446] Re: PPC用インストールディスクの作
成方法
Date: Thu, 13 Apr 2006 17:16:28 +0900
Message-ID: <F162E95F-2D8E-4502-86B5-C9FF91FEF6A5@xxxxxxxxxxxxxxx>
Can't exec wget
と表示されましたので、which wget をしたところ wget
が入っていないようです。
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竹中 浩
tkn-hiroshi@xxxxxxxxxxxxxxx