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[vine-users:075844] Re: vine4.0 の起動時の不具合

  • From: 長南洋一 <cyoichi@xxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:075844] Re: vine4.0 の起動時の不具合
  • Date: Sat, 13 Jan 2007 11:49:44 +0900 (JST)
長南です。

ユーザのディレクトリを削除するような荒事をやるときは、
バックアップを取ってからやらないと……。

堀野さんのメールより [vine-users:075843]
> 
> 御指摘により、他のユーザーでloginできるかを調べました。
> 1. rootでは正常に起動しました。
> 2. 一般ユーザーでは、ダメであったため、あらたにユーザーを作成した
>    ところ、このユーザーでは、成功しました。

当該ユーザのみ不具合、ほかのユーザなら正常ということですから、
十中八九そのユーザ固有の問題であることがわかったわけです。
それだけでも、かなりの前進だと思います。

> 3. loginできないユーザーを削除して、あらたに同じ名前で、
>   ユーザーを作成して、loginを試みました(ディレクトリも削除しました。)
>   が、次のようなエラーとなり、全くloginできません。
> 
>    gnome-session情報の読み込みまたは、保存する際にエラーが発生しました。
> 
>    gnome-setting-daemon情報の読み込みまたは、保存する際にエラーが
>    発生しました。
>    GConfエラー 設定サーバーgconfとの接続に失敗
>       OrbitのTCP/IPネットワークを有効にしていないか、システムで古い
>    NFSのロックがクラッシュを引き起こしたことが考えられます。
>    1. IORファイル /tmp/gconfd-XXX/lock/ior のオープンに失敗
>    2. gconfdがありません。許可がありません

グラフィックなログイン画面で Ctrl-Alt-F2 を押して、テキスト
ログインを試みたら、問題のユーザでもログインできるのでは
ないでしょうか。としたら、問題はおそらくそのユーザの X や
Gnome 関係のファイルでしょう。ホームディレクトリでこんなことを
やってみてください。ユーザ名は hoge だとします。

  find . ! -user hoge -ls

これで hoge 以外が所有者のファイルがあったら、chown コマンドで
所有者を変更。

次に、/tmp に移動して、ls を実行します。gconfd-hoge ディレクトリが
あったら、それを消去してください。root にならないと、消せないかも
しれません。

今度は、グラフィックでも正常にログインできないでしょうか。
  
それでもうまく行かないときは、もう一度、ユーザの作り直しをやって
みてください。そのとき、一歩一歩確認を取りながら。

ユーザを hoge として、実際にこんな具合にやってみました。

1)  まず、root でログインして。
2)  userdel hoge
3)  cd /home
4)  rm -rf hoge
5)  ls                   # /home/hoge がなくなっていることを確認
6)  useradd hoge
    useradd: グループ hoge は存在します。このユーザをそのグループに
    追加するには -g を用いてください。    # あれっ、グループは
    消してくれないの?
7)  less /etc/group      # なるほど、グループ hoge は消えていない。
8)  less /etc/passwd     # ユーザ hoge は消えている。
9)  useradd -g hoge hoge
10) passwd hoge
11) less /etc/passwd
12) less /etc/groupe
13) cd /tmp
14) ls
15) gconfd-hoge が存在したら、念のため rm -rf gconfd-hoge で消去。
16) root でログアウトし、ユーザ hoge でログイン。

わたくしのところでは、上のように実行したところ、ユーザ hoge で
問題なくグラフィックログインができました。

> (新たなユーザーを作成する際に、Invalid chractor "?" in comment とか、
> 「ユーザー名に不正な文字があります。」などのエラーが出て、なかなか
> うまくできませんでした。)

こういうことも、コマンドとエラーを省略なしに書いておいてくださると、
情報として役に立つことがあります。

-- 
長南洋一