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[vine-users:077683] Re: direct rendering: Noとなる事について

  • From: Seiichirou Babasaki <mindgear@xxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:077683] Re: direct rendering: Noとなる事について
  • Date: Fri, 19 Oct 2007 09:49:27 +0900
おはようございます、突然時間が空いて手持ちぶさたの馬場崎です。

XのDirect Rendering についてはKernel2.4の頃に何度も挑戦しては敗れた
経験を持ちます。今回はその経験からいくつか参考になる「かもしれない」
情報を。

■Kernelレベルの対応
私にとっての問題はKernel2.4.x と ATI(AMD)社のグラフィックチップ、
そしてマザーボードのチップセットがVIA製品だったという事でした。

X の Direct Rendering 機能そのものは割合早くに実現されていますので、
よほど癖のあるグラフィックカードでなければ X 側のモジュールが存在します。

しかし、Direct Rendering 機能が有効になるためにはKernelレベルの対応が
必要で、つまりカーネルモジュールの話になるのですが、もう一つ、
agpgart というモノが機能していないといけません。

▼確認方法: rootでメッセージを検索します
#  dmesg |grep agpgart
 ※例えば私の環境では次のように表示されます
  Linux agpgart interface v0.101 (c) Dave Jones
  agpgart: Detected VIA P4M800CE chipset
  agpgart: AGP aperture is 128M @ 0xe0000000

agpgart はチップセットと関係します。オンボードグラフィックであっても
AGPやPCI-Eであっても(確か)これが必要です。そして 対応が「 X > agpgart 」
な状態で、多数存在するマザーボードの、多種のチップの全てには対応しきれて
いないのが現状だろうと思います。

私の問題では、Kernel2.4.xのころ、agpgartが私のVIAチップに対応して
いませんでした。つまり以下のようになります
  Kernelモジュール(○)
  agpgart(×)
  Xのドライバ(○)
このため、方法としては、
(1)Kernelを2.6系でビルドする → リスクが大きい
(2)マザーボードを買い替える → 費用対効果が少ない
……と考えはしたものの「旨味が無い」という判断でVine4.0を大人しく待つ
事にしました。

X側のドライバが読み込まれて動作していて、他に目立ったエラーが無くて、
最新カーネルを用いるディストリビューションで動作するというのであれば、
kernel回りを疑ってみてはいかがでしょう。
(agpgart はそうしたものの一つです。kernelの一部です)


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