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[vine-users:077794] self-build パッケージ追加のお知らせ

  • From: HARADA Kazutaka <kazutaka@xxxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:077794] self-build パッケージ追加のお知らせ
  • Date: Wed, 14 Nov 2007 14:52:51 +0900
ハラダです。

先週末、新たに以下のファイルを Vine Plus/4.1 の
nonfree に登録しました。

   self-build-lame
   self-build-libdvdcss

これらのパッケージをインストールすると、対象となる
ソフトウェア(上で言えば lame や libdvdcss)のソース
のダウンロードから、コンパイル、rpm の作成、インス
トールまでを自動的に行います。

※事前に self-buld-setup というヘルパースクリプトを
  含むパッケージを単独でインストールしておいてください。
  また synaptic パッケージマネージャからインストール
  した場合は念の為 synaptic を再起動してください。


以前から BTS の要望に lame や ffmpeg、mplayer等を
使いたいという要望が上がっていたので対応を相談して
いたのですが、特許やその他の理由からコンパイル済みの
バイナリを Vine Linux の公式リポジトリ上に置くのは
難しいということでした。

そこで rpm パッケージの作成自体はユーザーの PC 上で
行ってもらい、その手順を簡略化する self-build という
方式を採ることにしました。

利用に当たっては、各ソフトウェアのライセンスや利用する
国の法律従うこと、また特許に関連するものの場合は、必要
により利用許諾や契約、ライセンスの購入などを各自の判断
で適切に行うこと、に注意してください。

あと Vine Seed で有る程度のテストと修正は行ってありますが、
なにぶん無理の有る仕組みなので、エラーや不具合が残っている
可能性は十分あります。

もし何か問題が有った場合は ML や BTS で報告してもらえ
ると助かります。


(補足) self-build パッケージの作り方
今後同様なパッケージを作りたいという方のために、簡単に
まとめておきます。

(1)あらかじめ目的のソフトウェアの rpm が作成できる spec
   ファイルを用意します。(必要であれば patch や関連ファ
   イルも併せて)

(2)%install で上記のファイルを全て %{_datadir}/%{name}
   にインストールします。

(3)%post で /usr/lib/rpm/install-self-build.sh パッケージ名
   spec ファイル名 ソースファイルのダウンロード URL
   を実行します。
   例) /usr/lib/rpm/install-self-build.sh hoga hoga.spec http://hoga.jp/hoga.tar.bz2

(4)尚 PreReq には目的のソフトウェアのビルドに必要なパッケージ
   名を全て書いておきます。

# 実際には self-build-lame の spec を見た方が早いかもしれません。

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Kazutaka HARADA
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