ハラダです。 先週末、新たに以下のファイルを Vine Plus/4.1 の nonfree に登録しました。 self-build-lame self-build-libdvdcss これらのパッケージをインストールすると、対象となる ソフトウェア(上で言えば lame や libdvdcss)のソース のダウンロードから、コンパイル、rpm の作成、インス トールまでを自動的に行います。 ※事前に self-buld-setup というヘルパースクリプトを 含むパッケージを単独でインストールしておいてください。 また synaptic パッケージマネージャからインストール した場合は念の為 synaptic を再起動してください。 以前から BTS の要望に lame や ffmpeg、mplayer等を 使いたいという要望が上がっていたので対応を相談して いたのですが、特許やその他の理由からコンパイル済みの バイナリを Vine Linux の公式リポジトリ上に置くのは 難しいということでした。 そこで rpm パッケージの作成自体はユーザーの PC 上で 行ってもらい、その手順を簡略化する self-build という 方式を採ることにしました。 利用に当たっては、各ソフトウェアのライセンスや利用する 国の法律従うこと、また特許に関連するものの場合は、必要 により利用許諾や契約、ライセンスの購入などを各自の判断 で適切に行うこと、に注意してください。 あと Vine Seed で有る程度のテストと修正は行ってありますが、 なにぶん無理の有る仕組みなので、エラーや不具合が残っている 可能性は十分あります。 もし何か問題が有った場合は ML や BTS で報告してもらえ ると助かります。 (補足) self-build パッケージの作り方 今後同様なパッケージを作りたいという方のために、簡単に まとめておきます。 (1)あらかじめ目的のソフトウェアの rpm が作成できる spec ファイルを用意します。(必要であれば patch や関連ファ イルも併せて) (2)%install で上記のファイルを全て %{_datadir}/%{name} にインストールします。 (3)%post で /usr/lib/rpm/install-self-build.sh パッケージ名 spec ファイル名 ソースファイルのダウンロード URL を実行します。 例) /usr/lib/rpm/install-self-build.sh hoga hoga.spec http://hoga.jp/hoga.tar.bz2 (4)尚 PreReq には目的のソフトウェアのビルドに必要なパッケージ 名を全て書いておきます。 # 実際には self-build-lame の spec を見た方が早いかもしれません。 -- -------------------------------------- Kazutaka HARADA e-mail:kazutaka@xxxxxxxxxxxxxxxx --------------------------------------