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[vine-users:077992] Re: vine4.1 -> 4.2 へのバージョンアップ

  • From: 長南洋一 <cyoichi@xxxxxxxxxxxxxxx>
  • Subject: [vine-users:077992] Re: vine4.1 -> 4.2 へのバージョンアップ
  • Date: Sun, 13 Jan 2008 22:16:19 +0900 (JST)
長南です。

堀野さんのメールより [vine-users:077981]
>
> バージョンアップは簡単に成功しましたが,アンチウィルスソフトに
> dazuko というものを使っていたため,やむをえず,kernelを元に戻しました。
> 現在は
> $uname -r -m
> 2.6.16-0vl76.3.2 i686
> となります。これは4.1で使用していたkernelです。
> 
> そこで,お尋ねしたいのは,このまま使いつづけてよいものか否か
> ということです。

そう訊かれると、他人としては、まずいんじゃないですかとしか言えません。
カーネルのアップデートはたいていセキュリティ関係ですから。

どうしても古いカーネルを使いたい場合は(使わなければならない場合は)
Vine の Errata や Google でどういう内容のセキュリティ・フィックス
かを調べて、自分で判断して使うよりないと思います。最新のカーネルを
使ったって、自己責任だということは同じですけれど。 

> (dazuko の2.3.4(最新版), 2.3.3はmakeでエラーとなります。

  ... dazuko-2.3.4/dazuko-linux26.c:184: error: too many arguments
  to function `refrigerator'

と make 中に出るのですか。だったら、./configure 後に Makefile の
適当なところに次のように書き込めば、make に成功します。

  EXTRA_CFLAGS += -DUSE_TRYTOFREEZEVOID

これで本当によいのかどうかはわかりません。suspend 関係で問題が
起きるかもしれません。でも、出来上がった dazuko.ko は、うちでは
一応使えました。Makefile に上のように手を入れないときエラーに
なるのは、どうやら linux-2.6.16-0vl76.28 の include/linux/freezer.h
がちょっと中途半端だからみたいです。ですから、本当は、もっと
新しいカーネルを使うべきなのでしょうけれど。

dazuko の configure と /usr/src/kernels/2.6.16-0vl76.28-i686/
include/linux にある freezer.h、sched.h、それに dazuko の
dazuko_linux26.c を見比べると、もうすこし詳しい事情がわかります。

-- 
長南洋一