長南です。 堀野さんのメールより [vine-users:077981] > > バージョンアップは簡単に成功しましたが,アンチウィルスソフトに > dazuko というものを使っていたため,やむをえず,kernelを元に戻しました。 > 現在は > $uname -r -m > 2.6.16-0vl76.3.2 i686 > となります。これは4.1で使用していたkernelです。 > > そこで,お尋ねしたいのは,このまま使いつづけてよいものか否か > ということです。 そう訊かれると、他人としては、まずいんじゃないですかとしか言えません。 カーネルのアップデートはたいていセキュリティ関係ですから。 どうしても古いカーネルを使いたい場合は(使わなければならない場合は) Vine の Errata や Google でどういう内容のセキュリティ・フィックス かを調べて、自分で判断して使うよりないと思います。最新のカーネルを 使ったって、自己責任だということは同じですけれど。 > (dazuko の2.3.4(最新版), 2.3.3はmakeでエラーとなります。 ... dazuko-2.3.4/dazuko-linux26.c:184: error: too many arguments to function `refrigerator' と make 中に出るのですか。だったら、./configure 後に Makefile の 適当なところに次のように書き込めば、make に成功します。 EXTRA_CFLAGS += -DUSE_TRYTOFREEZEVOID これで本当によいのかどうかはわかりません。suspend 関係で問題が 起きるかもしれません。でも、出来上がった dazuko.ko は、うちでは 一応使えました。Makefile に上のように手を入れないときエラーに なるのは、どうやら linux-2.6.16-0vl76.28 の include/linux/freezer.h がちょっと中途半端だからみたいです。ですから、本当は、もっと 新しいカーネルを使うべきなのでしょうけれど。 dazuko の configure と /usr/src/kernels/2.6.16-0vl76.28-i686/ include/linux にある freezer.h、sched.h、それに dazuko の dazuko_linux26.c を見比べると、もうすこし詳しい事情がわかります。 -- 長南洋一